2008.06.30 Mon
妊娠を考える:「自分の面倒も見られない人が子どもを生むこと」について
知的障害者が子どもを生むこと
★わたしは個人的にこの問題【障害者のこと】について考えざるを得ない状況にありますのでこのような記事を書いておりますが、不快な方がおられましたら表現を考えますのでご指摘下さい。
生物学的親のもう一つの診断
さて
知的障害者と妊娠について考えている事がある。
・・・というのは、数年前に福祉のケースワーカーから手紙があり、生物学的親が、知的障害者の障害者認定を受けているので、そのお金が下りる【専門的な事は判らないので間違ってたらすみません】とのこと。
恐らく知的の障害者認定と生活保護認定のふたつを受けて、最期まで精神病院で過ごすのだろう。
で、ケースワーカーの手紙で最後に結ばれていた言葉は「お母さんに声を掛けて上げてください、お金は必要ありませんから」と書いてあったようだが、その手紙はどこかに行ってしまったので確認できない。何よりも「声を掛けてあげる必要」をわたしは感じなかった。
しかしわたしは、もっと早く彼女は知的障害があったのではないかとこの手紙を読んだ瞬間に思った。何故なら、一度だけ会った生物学的姉が「あの母親は精神病というか、頭がもともと弱い人なのよ」というような表現をしていた。そして生物学的親が姉にした事の内容を少し教えてくれた。
その内容については割愛。つまり、姉は生物学的親の様子をきちんと把握していたフシがある。
ただ、彼女の症状が若年性アルツハイマーなのか、性的トラウマによるPTSDなのか、境界性人格障害なのか、知的障害者なのか、総合失調症なのか。それはわたしにとって興味の事項ではない。
わたしが理解できる事は、
そんな人では、とても育児、教育をできる状態ではなかったろうし、将来についても子どもを引き取り、まともに育てる事はできないと、当時の児童相談所は判断できた筈だという事だった。つまり、養護施設へ丸投げされただけだと。
さて、上記のメモを踏まえて、知的障害者の妊娠について少し考えた。
自分の面倒も見られない人の生んだ子はどこへ
生物学的親が早々に知的障害者の認定を受けていたとしたら、わたしも里親家庭への道が開けていたかもしれない。と考えるようになった数年前は、まだ障害者と妊娠についてテキスト化しづらかった。育てられてもいない家庭の養育環境について考えるのは非常に難しいのだ。
「だいすき」というドラマわたしはリアルタイムにそのドラマを観た事がないけれど、最近
veohという動画サイトにアップされているのを鑑賞した。そして知的障害者が子どもを生む事について考えさせられた。一話の簡単なレビュー
ヒロインと夫は共に知的障害者だが、その2人が知り合い、夫が事故で死んだ後に、妊娠が発覚し、ヒロインが生家で母と兄と共に育てる事にし、結果、ヒロインは子どもを生んだ。
ヒロイン以外には母と兄がいて、やがて生まれてきた子を育てるという筋書きだ。その中で障害施設の職員と母親が、ヒロインが子どもを生む事でこうむる色々な心配について語るシーンがあった。
「自分の面倒も見られない人が子どもを生む、子どもが養護施設へ入ることになるかもしれないのよ」と。
このドラマは、知的障害を持った女性が、
子どもを生む選択をする
子どもを施設に入れないで、自分で何とかする
知的障害を持っていながらも健気な母親であるヒロイン
生母が病気になった時、ヒロインは子どもを育てられるか?
という事を柱にしている話だとラフに捉えた。
ただ、このドラマ、何度か保健師が「何かあっては困るから乳児院や養護施設へ」というが、今の所、全く里親という言葉が出てこない。
ヒロインも「子どもが施設に取られる恐怖」を覚えていることにスポットが当たっている。
知的障害のこの女性が、いくらめちゃくちゃな子育てをしていても「彼女は育児放棄をしてるわけじゃないから」と保健師の先輩職員らしき人が語っている。
しかしヒロインは基本的に、家事・育児がうまく出来ないので、結果的には育児放棄に近い状態になりやすい。という状況にみえる。このあたりで、わたしも見てて不安。
正直、本文でも懸念されているように、彼女をサポートする家族がいなくなったら、この子どもは即、施設行きだと感じさせられた。ともかく、子どもを施設に取られまいとヒロインや家族はがんばるが・・・。
まだ最後まで鑑賞していないが、知的障害者の妊娠についても考えさせられている。妊娠について、子どもを生んでない女が語るのはハードルが高いが、我慢して読んでくれてありがとう。
だいすき!というドラマを全部見たら、感想文を書こうと思うが、まずは。
追記
わたしはいかなる理由によっても、親として機能しなかった親は養育者としては認識できない。周囲から、いくら親側の事情を聞かされようと、わたしが1人で養護施設で生き抜いた事の理由付けにならない。
わたしの望みは、子どもを育てられない状況の人が子どもを生んでしまった場合、遺棄児童同様、乳児院や養護施設よりも、里親家庭へ行ってほしいと望む。
親が知的障害の場合、ほぼネグレクトになる。「家庭にありながら、親の温もりを全く知らない事の謎の一つ」に、わたしに関して言えば、知的レベルの低さの為、子育てを知らない生物学的親の側にいたので、結果的にネグレクトなってしまったのだと自分の乳児期を納得感と共に分析した。
この記事はある意味カミングアウト【生物学的親の障害認定】なので、整理の為テキスト化に挑戦してみた。
| 養護施設にいる間の問題 | 06:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

























