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2009年09月08日
スタンス
いわゆる孤児はいません
『児童養護施設にはいわゆる孤児はいません、今はほとんどの子に親がいます・・・』
という言葉を聞いた時、家庭から保護された施設一時体験者と、親が育てられない為オール施設育ちである自分の心境は異なった反応を見せる。
遺棄児や養育放棄児の存在
少しずつわたしも、愛着相手も何となく出来始め(WolfとかMariaとか・・・)、寂しさも少しは理解できるようになり、孤児の孤という言葉が内面で鮮明に引き立つようになった。その為か、あの頃の自分達は間違いなく忘れられた存在だと感じるようになっている・・・。
その結果「わたし達は親が育てられない為、捨てられたのみならず、行政からも忘れられ、しかも今は、居ない事にされている」とも感じている。
わたしは孤児でなくとも、棄児や養育放棄児も、親が居ない子どもとしてカテゴライズいている。乳児院・児童養護施設で子ども時代のすべてを育ちきった子どもが、孤児でないから(書類にスタンプを押す実親とやらを探し続けている)と里親家庭へ行く道が閉ざされている。
施設時代からわたし達のような親が育てられない子(被措置児童・要養護児童)は何も判らないまま、施設処遇され続けていたのだと知る。
実親がその子を育てられない事(だけ)が問題なのではなく、乳児院・施設だけで子ども時代を育つ事が問題であることを、誰も気づかない。
この世に居ないかのように、施設の中でも親が育てられない子の問題は問題として遡上にあがらない。何故家庭で育ててもらえないか、何故親が生存していることが施設長期入所の理由になるのかなど、子どもの側にはどうでもいい事だ・・・。
今わたしは、取り返しの付かない過去の子ども時代を、振り返れるだけ振り返り続ける。後ろ向きと言われても、前を見ろと言われても、語り続けるしかないと思っている。
見つけてもらえなかった過去の自分が訴えるもの
この世に生きているにも関わらず居ない事になっている事実上孤児状態・天涯孤独の子ども達は、施設に保護され、めでたしめでたし。
冗談じゃない!そういうのを(乳児院・施設だけの子ども時代を過ごさせること)保護とは言わず、そういうのを収容とあえて言いたい。
#話の流れが急に変わっていたので親記事を大幅に編集しました、拍手下さった方、すみません&ありがとう。
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