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「あなたの所に来た事を内緒にして欲しいの」と言われた事を蒸し返してみる

養護施設にいる間の問題

 わたしと話す時は人目をはばかる?

 わたしは変な人だったと思う。施設では誰ともつるまず図書室で本を読む日々が続いていたが、自分の年齢が相対的に上がると、わたしのスタイルは何となく市民権?を得てしまったらしい。

 


わたしはとにかく色んな考えの元を本から得ていた。わたしは自分を子育てしなくちゃならないので、必死に本を読むしかなかった。聖書は旧約が施設に無くて新約だったが、それでも無いよりはよかった。又、文学の領域ではヘルマンヘッセのような本が好きで、詩集はゲーテが好き、音楽はヘンデルやハイドンが好きで、今思うと図書室にそれしかなかったのだと知る。
 
 やがて、そんなに多くは無いが、数人の年下女の子が人目をはばかるように図書室に来るようになった。この子達はいつも集団で行動している子である。何故自分のところに来るのか理解できなかった。

 わたしは最初かなり引いたが、やがて彼女たちは、それぞれに自分の学校での悩みやクラスメートへの初恋などを語ってくれるようになった。こんな無愛着な女なので、何をアドバイスしたか分からないが、(というか、ちょっと怖い・・・)わたしは真剣に語ったと思う。

 でも彼女達は人目をはばかるように、そして申し訳無さそうにお願いする。

 「あの・・実は、Leiちゃんのところに来た事は知られたくないの、ごめんね、きっと分かると思うけど・・・だからどうか言わないで」と。その度に自分って施設でどういう存在なんだろ?と遠い目をしたくなったが、それも仕方なかったのかも。わたしが自分を子育てしている影響が、悩んでいる幾人かの女の子たちを図書室へいざなったのかもしれないが、マイノリティのわたしなので、彼女たちは、マジョリティとしての存在を失いたくなかったように思う。

 思春期にプライベートな心理が発生した時

 大舎制の集団養護の場ではプライベートなメンタルをもし児童が持った時、施設では打ち明けたい相手(相手)が居ない。マジョリティの子ども集団では全てあからさまになるし、かといって、マイノリティの子どもは変人扱いなので、こっそりと関わってもらうしかない。

 わたしは今思うと、あの時の彼女たちのとまどいとか、不安な様子とかを感じていて、まるで心細い子どもになってしまったように見えて、どうしても断る事ができなかった。『Leiちゃんと会った事は知られたくない』という言葉を平気で吐いてしまう彼女らだけど、それも仕方ない、必死だったのだろうと思う事にした。

 それほど、施設には、責める対象としても愛する対象としても、導きの師としても、だれも大人がいなかったのだから。
 

|  養護施設にいる間の問題 | 08時03分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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