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あの春の頃「わたしが考える責任者はわたし」という本を手に退園していった

めんたる整理

 ほんとは猶予なきモラトリアム
 
 施設を退園する時、わたしは施設に少しの疑問を持ち始めていたと思う。高校へ進学する子が出てくるという事は閉鎖的な施設にとっては、それだけで高リスクなのだと思う・・・。

 同時にそれは、でも、施設を出る頃には、そんな事しか思えない自分の気持を、施設を去る寂しさどころか何故か惨めさを感じるような退園でもあった。誰からも見送られない、高校までいてたっぷりの恩恵を受けたという冷たいまなざし、そして実際、中卒の子がいっぱいいたので、わたしは、身が縮まる思いで退園した。

 なのに、

 物心から高校まで施設にお世話になり、退園の頃は育った環境については有り難いと思うどころか、ミジメで虚しく、次にはさっぱりとした気分だった。足を洗えた気分だったと思う。


 ・・・しかし、
 
 わたしはまだこの国で生きていくと決めた割には自分の場所を探し切れていなかった。これは実は、モラトリアム的な生き方の様に思われても嫌なので言いたくなかったが、今では、自分の問題が、何処にも所属しようがない程の捨てられっぷりに由来していると思えてならなかった。

 わたしはずっと・・・まるで海外から来た人間で、日本に籍を置く為にどれ程の努力をしなくてはいけないかと焦らせられる親日派外国人みたいな気分だった。

 自己責任

 わたしが思う事の責任はわたしにあるのは当然と知っている筈・・・しかし、わたしはそこまですべて自己責任なのか?と思っていた。家庭を知らない自分が家庭を知らないまま生きるしかなかった。

 わたしは施設を退園する時に、ある保母から「わたしが考える責任者はわたし」という本を託された。翻訳本、英語、しか覚えてない。

 あえは真っ赤な装丁の絵本だった。元保母はわたしにきっと「自己責任」を教えたかったらしいけれど、きっとわたしが誰もいない事をだんだん疑い始めている事を、大人達は懸念してたんじゃないだろうか。知らないまま、施設から出ていってくれよ、という感覚・・・。

 「俺たちに振るな」と、親のない当人をその場に置き去りにして去り消える人々・・・。

 あれからわたしは、さらに色んな本を読み、意味を理解しつつあると思う・・・。施設時代あんなに必死に文章を読み、何があっても自分の問題は自分。としてきたけれど、本当にあの絵本は「自己責任」を問うだけの本だったのか

 施設を出る時に贈られた真っ赤な本、リボンを付けてもらって・・・わたしは幸せな自己責任の施設上級生として、誇らしく思いながら、施設を出ていった・・・。

 海外の絵本という事で、題名も少しめんたる的な雰囲気を感じる。あの本は、施設を出るわたしに、本当に「自己責任」を伝えたかったのだろうか・・・。

 あの本・・・何故か急に思い出した。


 この真っ赤な絵本の題名を忘れたわたしは、ちょっと自分にツッコミ入れたいくらい。この本を送った保母の意図と、受け手のわたし、そして原作者の意図と、保母の気持ちが一致していないと思うし・・・。

 誰の責任にもせずに生きているからこそいっぱいいっぱいなのに、さらに「自分の感じる事の責任者は自分」っていう絵本を贈るその保母の意図は何だろうか、急に興味がわいた。

 自分の行動に責任を取る大人を見てない施設全部育ちのわたしは、今、自分が取りうるべき責任を意識すればするほど、誰からも責任をとってもらえない厳しさに直面している。

 ソウルメイトは、わたしの、今現れてるわたしの問題を指摘する人ではあるが、しかし、過去において彼はわたしの育ちの責任者ではないというところに、とても、虚しい現実と、今出会ってくれた感謝とが綯交ぜになるのだ。
 
 

| ├ メンタル整理 | 06時36分 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

ごめんなさい、ついつい。akariさんに言ってしまいました。

その勢いでどんどん書いてください。いつも応援しています!

| akari | 2010/02/08 21:17 | URL |

乳児院に行ってないので・・・

akariさん、オハヨウゴザイマス。

18年もいたんだから、お守りくらい持たせてあげればいいのにって思います。

 いえいえ、わたしは乳児院に居てないので、書類上では7歳から、18までです。(物心ついたらというので、実際は、七歳に初めて施設ってのは考えられないけど、書類的には、学校が始まってからとなっている)

 乳児院からの子はそれこそ、頭の先から尻尾まですべての子ども時代が、乳児院・施設だけ。

 わたしは就学持のみ施設全部育ちだけど、乳児院からの子たちは、それこそ子ども時代のすべてを施設で育った事になるんです。

 なんか、悔しいなあといつも思ってます。親が行方不明な子はさっさと家庭で育って欲しい。虐待する親の親権停止の事は国会でも議論されてるけど、子どもを「捨てる意思」を示さずに、単に行方不明なので、「いつか親が現れるかもしれない子」というカテゴリに入れられ、その結果、すべての子ども時代を、家庭を得られなかったのです・・・。

 ごめんなさい、ついつい。akariさんに言ってしまいました。

 ありがとうございます、頑張ります、自分にできる事をソウルメイトと一緒に。

| Lei | 2010/02/07 06:10 | URL | ≫ EDIT

18年もいたんだから、お守りくらい持たせてあげればいいのにって思います。

もしクリスチャンだったら、そうだなあ、いい本いっぱいあると思う。私だったら三浦綾子の「ちいろば先生物語」を贈る。なぜならどんな困難でも大丈夫だから、乗り切れるからって書いてあるから。

もしたった一ヶ月だって、「何かあったら連絡するんだよ。できる限りのことはするから。何もなくたって連絡するんだよ」って繰り返し言う。

| akari | 2010/02/06 18:59 | URL |














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