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きっかけは「家庭的な施設で育った筈なのに、何故家庭が分からないの?」という問いかけだった

めんたる整理

 「原初回帰」という言葉の落とし穴

 人生の初め「夫の場合」

 夫が家庭を持ちたいと思ったのは、ごく普通に育ち、ごく普通に家庭を持ちたいと思ったからだが、もう一つ、彼は「子どもの頃(おそらく乳児の頃)の温かく包まれる感覚に戻りたいから」と言っていた。

 夫はごく一般的な家庭の出身なので、生まれてから今に至るまで、社会的年齢と精神的年齢はほぼ同期していて、著しく精神年齢だけが遅れてとか・・・いわゆる、明らかな発達障害のような症状を持たずに育つ事が出来た。

 子どもの頃から「何年生になったから、もうコレをしてもいいよ」とか「まだコレはあなたには早いから、もう少し大きくなってから」という風に、親から舵取りをしてもらいながら、育ったらしい。

 何より姑である彼の母親が気を配ったのは「社会的年齢に見合わない事を急かすような事はなかった」という点が、彼に安心感を与えたそうだ。

 彼は、当時、彼の養育者である大人から、固有の関係性を持った子どもとして守られていた。

 彼がやがて成長し、家庭を持ちたいと感じたのも子どもが欲しいと感じたのも、子どものいる家庭環境がごく一般的であるというメッセージを受け取って成長したからに他ならなかった。そんな彼は時々「原初の感覚へもう一度戻りたいから結婚したのに・・・」と言う。



 人生の始め「Leiの場合

 でもわたしはというと、出来る限り子ども時代へ戻りたくないと思っていたらしい。

 自覚が足らない為、夫との話し合いでも、迂回したような表現ばかりしていたが、実は子ども時代へ戻る事というのはわたしにとってはひたすら無力に苛まれる事であり、集団の集団意識の中に取り込まれ、何が正しく何が間違いか分からない気持ちにさせられる事でもあった・・・。

 夫と話していると、しばしば、わざわざ触れたくない何かを藪を突付くような作業に思えてならなかった。彼の一般の家庭で育った過去に多少の羨ましさを感じる事はあるが、それだけではなく、互いの育ちの環境からくる思考形態の、あまりな違いに両者は驚いてしまっているのだ。

 わたしは原初へ戻りたい夫と、原書の感覚(記憶によらない)に戻りたくないわたしとの間に深いクレパスがあるのを心のどこかで感じていたが、うまく情報を整理出来てはいなかった。(今も要整理、もちろん)

 つまり、

 子ども時代を再現したい夫と、子ども時代を再演したくないわたし、は、相手を人間的に信頼しあっていたとしても、両者の間に横たわるあまりな感覚の違いの為に、身動き出来ない状況なのではないかと思う。

冷静な第三者との出会い

 そんな時、Wolfは施設出身者でありながら家庭を持ち子どもを育てている新しい要素として、わたしの問題の前にネットでの出会いとはいえ、現れてくれた。

 ただ、内心では当時、わたし自身は「たしか家庭的な施設で育った筈なのに、どうして家庭が理解出来ないのか」という問題に直面していた。

 わたしの自問自答に連鎖反応した夫も「そうだよ、君は、施設っていう家庭で、それに兄弟姉妹が沢山いたと言ってたのに、家庭的な施設だと言ってたのに、どうしてそれなのに普通に家庭が出来ないの?」と責められていて、今思うとすごく精神的に追いつめられてた。

 その結果「家庭的な施設で育った筈なのに、何故家庭が分からないの?」

 というシンプル過ぎる問いが残った・・・。

 わたしが子どもの頃に「家庭だ、家庭だ」と教えられてきた児童養護施設という場所で育った自分の感覚は、なぜか夫にとっては家庭とは違うものらしい?

 だけど、それからだと思う、育ちの整理をせずにいられなくなったのは・・・。

 やがてソウルメイトも二人に増え、わたしは固定された相手との出会いを知らなかった事を知り、大変驚いた。

 でもまだ夫に説明出来ないほどに、わたしは自分の育てられ方について無整理だった。でも今はWolfとそしてMariaとの絆づくりを通して、人生の最初に何が必要かを訴えていきたいと改めて思っている。
 
 サイレントメッセージ
 
 乳児院のベッドにいる子ども達はサイレントなメッセージを送信していると思う。静かだから何も感じてないわけじゃなく、泣かないからメッセージがないのではなく、誰に対しても愛想がいいからといって、たった一人の人を求めてないのではない。

 静かなる問いかけというものを小さな子ども達は発しているとおもう。子ども育ててないわたしだけど、なぜか、そう感じている。ただ、送信していても、受信状態の人がいないだけ・・・。

 さて。

 がんばろ。

| ├ メンタル整理 | 20時54分 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

アムリタさんへ

 お返事が遅れてしまってすみませんでした。アムリタさんの言葉の、
 
出来ることなら生まれたすぐの子から順番に里親に委託してほしいです。
うんと甘えさせたい。
甘えることを知ってもらいたい。
 

 という言葉、しみじみと読みました。わたしは甘えられないのではなく、甘え方を知らないのだという事をソウルメイトから指摘された事もありました。

 最初は意味がわかりませんでしたが、アムリタさんが見学して来られた乳児院での印象を通して、「ああ、最初はきっと甘えようとしていた筈だ・・・でも、相手がいないから、甘える事を知らないまま、集団生活に入ってしまったんだ」と思いました。

 ありがとうございます、いつもコメントを感謝しています。

| Lei | 2010/07/23 05:37 | URL | ≫ EDIT

乳児院の子どもが泣いたり笑ったりして、かまってほしいというメッセージを発信するのはベッドにいる乳児の間だけでした。
歩き始めて集団の中に入ると、もう、泣いたりかまってほしいというそぶりを発信しなくなっていました。
見てほしい、かまってほしいという強い思いはビシビシ伝わってきましたが、それを我慢しているのです。
そうしないと、うまく施設が回らないことを解っているかのように。
出来ることなら生まれたすぐの子から順番に里親に委託してほしいです。
うんと甘えさせたい。
甘えることを知ってもらいたい。
思い出してもらいたいです。

| アムリタ | 2010/07/22 09:35 | URL | ≫ EDIT

4才では遅すぎます

 はじめましてブルーサルビアさん。

 4才で里親家庭に委託されたという事ですが、もう児童養護施設に措置変更後なのですね。それ以前は乳児院で育ったと思いますが、生後4年もの間、自分だけの親がいない状況でしたから、未発達状態のまま、さらにその状況が停滞していたのだと思います。

 子どもにとっての生後三年は、三才神話等取り沙汰しなくとも、自分自身が施設ですべて育った主観的な感覚として、今では十分説明できると思います。

 サイトがクローズになることですが、本当にすみません。わたしも、今頃になって、過去に捨てられていた現実とかをかみしめてしまっていて、時々凹んでしまったり、怒りが出てきたり、ちょっとありえないテンションなので・・・。

 でも、里親さんや里親さんになろうとしている人々が読んで下さっているという事をも知っているので、やはりがんばろうと思います。

 心の里親という言葉、わたしはリアリストなところがあり、うまく咀嚼できませんが、でも、ブルーサルビアさんが関わって来られた今までの彼への気持ちが、そう表現させるのだと思います。

 わたしは乳児院育ちではありませんが、わたしたちの絆づくりの応援をしてくれている、ある里親さんによると、非常に里子に多い傾向とわたしの傾向は似ているそうです。
 
 共通点としては、生後すぐに親がいなくなり、子どもがいる施設や乳児院で育ったという事です。

 ブルーサルビアさんのお話を聞き(読み)、4年もの間乳児院に放置されていたのですから、未発達で停滞してしまうのは火を見るよりも明らかなのに、すぐに里親委託が出来なかった事が悔しいです。

| Lei | 2010/07/16 05:18 | URL | ≫ EDIT

以前は、スムーズにブログが読めましたのに。
数ヶ月前から何度と無く訪問しましたが
パースワードを知らないため
いつも拒否されていました。
今日も無駄だろうと思っていましたら
何とオープンされていました。

私達夫婦は子どもの居ない夫婦で里親登録して
4年目にやっと息子がやって来ました。
4歳から9年間里子を育てましたが
彼には盗癖が有りあらゆる手を尽くしましたが
彼の盗癖が一向に治らず盗みが分かる度に
怒られるのが嫌さに彼から家を出たい意思を
ケースワーカーに告げ一時保護所に行きました。
発達遅滞が有るのは分かっていましたが
「こども女性支援センター」で受けた
発達検査では学習障害・自閉的傾向の
3つの障害が有り心理の先生からは一般家庭でも養育は
難しいと言い渡され、やむなく措置解除に成りました。

今は児童福祉施設に在籍し「心の里親」の関係です。
彼が帰りたいとの希望の℡があれば
迎えに行っている状態です。
児童福祉施設に居る間は、良いのですが
18歳以降施設を出た後の彼の将来を
色々考えさせられます。

先週「NHK教育」で放送7月7日・水曜日
「行き場のない若者たちをどう支えるか-自立援助ホームの試み
施設をでた子どもの行く道は」の番組は
施設出身者の子どもの未来へ進む道への
困難さに涙が出ました。

長文でダラダラカキコしましたが
お許し下さい。
これからも訪問させて下さい。

| ブルーサルビア | 2010/07/15 21:49 | URL |














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