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親が育てられない児にとっては衣食住は施設でなくてもいい筈だった

養護施設にいる間の問題

 戦災孤児はいないけど

 「お前ら親のない奴は施設が無ければとっくに死んでたんだぞ」と大人になってから職員に言われた。衣食住足りて礼節を知るべきなのは分かるけれど、施設の場合はチガウと今は思う。

 確かにもう戦災孤児は日本にはいないけれど、でも実質引き取り手の無い、又は親として機能しない親を持つ児童は、乳児院・児童養護施設だけで最低でも十年以上衣食住与えられて生き延びている。だが、そのような子どもたちに有効な大人資源がない。

 同じ社会的養護として、里親制度を利用しても、衣食住あり+固有の人間関係+家庭体験が出来るのに、施設だけで全ての子ども時代を生きるのは時間の無駄にすら思える。#個人的にはれんほうさんに仕分けしてほしいよ。


 戦時下でもないこの日本からは戦災孤児は居なくなったのだから、長期入所児童の事など、自分の問題ではない家庭虐待の子たちの声が「施設を誤解されたくない」と訴える。

 わたしは今では、家庭から来た子らは児童養護施設を孤児院と思われたくないという事を知った。虐待を受けていたとしても、親から捨てられたのではない・・・と。

 確かに「虐待された家庭から保護された体験を彼らは持っている」から、どちらかというと親から引き離され強制措置された意識が強いのだと思う。

 「戦災孤児はもういない」という一言で、施設に十年以上、あるいは全ての子ども時代を施設だけで育った児童の問題とは全く違う彼らの、向き合うべき課題があると知った。

 彼らの課題は、実親との修復の作業なのだと思う。つまり、修復すべき親が居るという前提なのだが・・・わたしは施設しか知らないので、ここに気付けなかった。

 その一方、多数派の家庭措置児童の集団生活の中にあって、物心付いたら長期入所児童の持つ問題、施設の中では、衣食住あれば事足れりという事で、放置されたままだった。

 ネット世界でも・・・

 施設時代に理解し合えなかった者たちは大人になってネット世界での発信でもバーサス状態になりやすかった。家庭全部育ちの方相手の方がまだ話せば分かると感じるほどだった。

 わたしとMariaは他の施設育ちとも会話にならない事が多い。わたしと彼女は、親が育てられない乳児がこの先全ての子ども時代を乳児院・児童養護施設だけで育つ事に問題意識を持っている。

 しかし家庭から措置されて来た子らは、施設改善を目指している。彼らは親とのやり直し、修復が課題なので施設という場所は、一時避難所なのだと思う。その避難場所を否定的に語る(ように見える)わたし達のブログや行動は、彼らに対して嫌悪をもたらしていると思う。

 彼らにとっての一時避難所は、親が育てられない(遺棄・放棄)児童にとっては、全ての子ども時代を生き延びる場所だった。その場所を否定されたくないし、孤児院だなんて思われたくないのだろう・・・。

 割れた窓

 彼らが壊した施設の壁の穴は、彼らにとっては一瞬の話だけど、わたしにとっては、いつまでも直してもらえない割れた窓に等しいのだ。彼らは施設を一時的な場所だと知っていたので、ぞんざいに扱っていた。モノを壊して小さな子をぶん殴って去っていった。わたしはそんな彼らがきっと、許せなかった。なのに、人数が多すぎて覚え切れなかった(アホ)

 わたしはようやく、施設出身者を一般化せずにきちんと分けて考える必要性に気付いたと思う。もう、施設出身者だから分かり合えるという誤解は持ちたくない。

 このように、施設では措置理由の違いによるイジメや差別や暴力もあったと言いたい。家庭から来た子たちにも素敵な子はいたと思うが、思い出せない・・・ごめんなさい。

|  養護施設にいる間の問題 | 05時42分 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

自由と選択と責任と

 エマさん・・・

私の感覚では・・・
ルールのもと『自由』に『選択』することに伴うものが『責任』です。
でも施設全部育ちの人は、施設を『自由』に『選択』してないので


 ただわたしは、その前に「誘導」されている状態だった頃に与えられた状態・環境であったらなら、その範囲内でなら

 自由も、選択も、あったと感じています。

 柵越えしない自由を自由と言うならば・・・。

 今は大人になりました。

 わたし達児童養護施設しか世界を知らない者たちは、その柵の中で自由も、選択も意識せず、ただ与えられた日々を、”野の花を見よのごとく”精一杯人生を生きていたと信じていました。

 明日を思い煩うな・・・と聖書を用いて、諭されました。他の施設は知りませんが。自由も選択も責任も羊の群を乱さない範囲内でなら・・・。



| Lei | 2010/12/03 08:30 | URL | ≫ EDIT

Leiさんへ

>そこでわたしは、措置解除後の元施設児童の施設を出てからの問題は
>自己責任なのだと改めて理解し、社会的な基盤の問題があったとして
>、個人の責任にしてしまう社会なのだと分かり、それならばと、里親
>制度への応援を始めたのです。

『個人の責任にする』という感覚がそもそも希少なんです。
そこにはっきりした意思決定はなくて、ぼんやりしている。

私の感覚では・・・
ルールのもと『自由』に『選択』することに伴うものが『責任』です。
でも施設全部育ちの人は、施設を『自由』に『選択』してないので、
施設で育った責任を問うことはできない…でも施設育ちの結果は被る。

| エマ | 2010/11/15 23:15 | URL | ≫ EDIT

お2人にお返事

エマさん、

>命題X『自分たちが何故一度も家庭生活(里親家庭)を体験させてもらえなかったのか』
>職員さんの言葉は、命題に対する答えになっていません。


 (エマさんが設定した命題X)について、同じ質問を別の表現でしました。実はこの職員との会話では、すぐに質問を変える必要を感じたのです。なぜなら、彼(職員が)ずっと、わたしの向けた命題について、常にきょとんとしている為です。

 わたしはその後「全ての子ども時代を児童養護施設だけで育つ事をどう思ってますか?」とも質問したし「施設だけで育って本当に家庭が分かりますか?」とも。
 
 しかし答えは、同じ(一つ)でしたので、わたしは職員に聞くべき問題じゃないと知り(彼は自分で判断できないようです)それ以来施設職員とのやりとりはありません。

 そこでわたしは、措置解除後の元施設児童の施設を出てからの問題は自己責任なのだと改めて理解し、社会的な基盤の問題があったとしても、個人の責任にしてしまう社会なのだと分かり、それならばと、里親制度への応援を始めたのです。

 エマさんのおっしゃるように、家庭で育っている事を当たり前すぎて意識すらしてない施設職員にとって、わたしの言動の意味が本当に理解できないのでしょう。

serendipityさん

>家庭を一度も体験した事ない施設全部育ちが、どうしてその事に気付いたかを知りたいです。

 この質問は、わたしだけが絆づくりという特別な体験をしている為、施設を出ても1人で生きている人が多い中、集団への裏切りのような気がして、うまく答えられませんでした。

 自分ばかりおいしい思いをしているという気分になり、申し訳ない気分になる。でも、答えないと、何故気付いたかを、しゃべらないとほかの施設出身者へのヒントになりませんよね。

 これについては複雑な心境なので記事を書きます。

 

| Lei | 2010/11/15 07:30 | URL | ≫ EDIT

整理しないと家庭が作れないんですね

Leiさん、sidoさんは里親さんとして活動しているので書籍レビュー一つ取っても着眼点が鋭いと思います。人間に資源という言葉を使うのは拒否感を伴って受け取られますけど、社会福祉に関しては貧困と常に同期してる分、聖域化してて見えないままですね。
エマさんとLeiさんの会話がフランクなようでいてかなり興味を覚えて読んでいました。

Leiさん、

家庭を一度も体験した事ない施設全部育ちが、どうしてその事に気付いたかを知りたいです。私も結婚してますがどうも自分のいる場所じゃない感じなんですが、それをいつも一般論化されて「誰でもそうよ、お嫁さんになる人は皆体験している事なのよ」と言われますが、それとも違うんですが・・・。

このままでは家庭への違和感が募って逃げ出してしまいかねないですが、施設の話の場合、愛着を知らないとかの話よりも子供の虐待の話が中心になるので、自分は入る余地がない感覚でした。

施設の子でマイノリティというのは、そういう問題を持ってる子の事だという事が分かってきました。

| serendipity | 2010/11/15 07:06 | URL | ≫ EDIT

再度のレス

>>こんばんはエマさん。返事しにくいと思いますのに、率直なコメントを感謝します。

どういたしまして、私にとっては返事しにくい話ではないですし。

>>「お前ら親のない奴は施設が無ければとっくに死んでたんだぞ」
アフリカに生まれてたら貧しいんだぞという話のような、意味の希薄な仮定です。
先進国でありながら孤児を保護しない国、というのがそもそもないし。
(この文では『事実上の孤児』も含めてます)

なにしろ私達の国の社会は、親からの遺棄・放棄をそのままにし、
死ぬに任せるほどの覚悟を持ってないですし。
古代スパルタでは発育の悪い乳飲み子は殺されたようですが…

>> 「お前は何故家庭が分からないんだ?」などと職員が言うので
『自分が何故家庭が分かるのか』が分からない人の物言いですね。
だれでも、生まれたときから家庭が分かっているわけじゃない。

家庭が分かる状態の前に、家庭が分からない状態が必ずある。
そしてまた、大人になって家庭が分かるか分からないか
という、運命の分かれ目が養育途上にある。


>>「親が育てられない子ども達は児童養護施設しか生活した事がないんだから、
>>家庭が分かる筈がない」と、言いました。
>> それに対する職員の答えが、この記事の冒頭の言葉です。

簡単にまとめて見ます

A.生きてる+家庭がわかる
B.生きてる
C.死んでる

A>B>C
とすると…

そのときのやり取りを私はこう解釈します。

命題X『自分たちが何故一度も家庭生活(里親家庭)を体験させてもらえなかったのか』

職員さん「お前は何故家庭が分からないんだ?」
⇒お前は何故Bなのか?

レイさん「親が育てられない子ども達は児童養護施設しか生活した事がないんだから、家庭が分かる筈がない」
⇒児童養護施設だけの生活ではAに行けないから、Bどまりになる。

職員さん「お前ら親のない奴は施設が無ければとっくに死んでたんだぞ」
⇒BはCよりマシなんだぞ

職員さんの言葉は、命題に対する答えになっていません。

私なりの命題Xへの答えは…
理由1.当たり前すぎて必要性に気がつかなかった
理由2.社会が家族の枠に縛られている。(家族の枠を超えて他人を家族として迎え助けることに
抵抗感が強く、また里親への支援にも家族の枠という感覚から支援への意識が向かない)

というのが今のところの推測です。

| エマ | 2010/11/14 08:53 | URL | ≫ EDIT

こんばんは

serendipityさん、こんばんは。


>出来たらLeiさんのどういう言葉に職員が反応してこういう風に言ったのか知りたいです。

施設職員の数を増やせばもっときめ細かい固有のケアに繋がると感じるか知りたいです。


 施設職員の数が増える事と、きめ細かい固有のケアを分解して考えたいです。職員の数が増える話と、固有のケアという話を同時に考えられません。

 職員の数が増えて施設内の児童間暴力に対して歯止めを期待出来るのかどうか、わたしには現状が見えず答えられません。

 わたしのいた施設は少ない職員でも、上級生が下級生に影響力を与え続ける事で施設の統率は上級生がボスとして影響力を保持する事で成り立っていました。下級生は職員よりも上級生の方が怖い存在です。

 施設の中でのきめ細かさや固有のケアというのは集団生活においては想像すら出来ません。少なくとも大舎制施設では聞いた事がないです。

 「子どもには居なくならない大人が必要」だとsidoさんは言っててます。いくら一瞬関わっても、来年には別の場所へゆく保母に子どもは何かを期待できません。

>固有の大人に資源という表現が付けて書くのはどうしてか知りたいです。


 里親sidoさんのアマゾン書籍レビューへのリンクを貼らせてもらいました。

 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


この国の子どもたち―要保護児童社会的養護の日本的構築 大人の既得権益と子どもの福祉
 http://astore.amazon.co.jp/fosterparent9-22/detail/4817813644
 
 なぜ、日本で里親委託が進まないのか。筆者は、それを「大人の既得権益」のためであるという。0歳から18歳まで乳児院・児童養護施設で育つと、子ども一人に1億円もの経費が施設に支払われる。施設にとって、子どもは経営資源であるということ。


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

 sidoさんの言う意味が分かってきたのは、ソウルメイトと絆づくりを始めた事も影響しています。この本とは別に社会人類学者のロジャー・グッドマン氏も日本の児童養護施設の子ども達の立場について児童養護施設という存在を支える(だったかな?もう一度本を見てみます)天然資源と表現している一文があり、驚いた覚えがあります。

 ならば、子どもも将来、この社会で最低でも普通に大人として自立していけるように愛着を持ち育ててくれる大人資源が必要で、子ども時代の全てを施設だけで育つのは、子どもにとっては、ただ問題を棚上げにしているのだと感じるようになりました。

 子どもの最善の利益という事の意味を考えてみる必要がありますから、資源という表現を使いました。

| Lei | 2010/11/13 21:27 | URL | ≫ EDIT

補足

こんばんはエマさん。返事しにくいと思いますのに、率直なコメントを感謝します。

>>「お前ら親のない奴は施設が無ければとっくに死んでたんだぞ」
→話が途中で終わっています・・・

>こういう発言の場合、発言者はその後に『だから○○だぞ』という趣旨のことを
続けたいという場合がほとんどですが、職員さんは何が言いたかったのでしょう?


 職員は「親が育てられない子どもの現実を普通に語ったに過ぎません」確かに、施設に保護されなければ親からの遺棄・放棄などで死んでいたでしょうから。ただ、わたしの問題は一時保護じゃなく、全ての子ども時代を施設だけで育つ事の是非だったんですが。
 

 ←この答えに至るまでの補足


 この場面は、本来、自分たちが何故一度も家庭生活(里親家庭)を体験させてもらえなかったのかがテーマだったのです。

 「お前は何故家庭が分からないんだ?」などと職員が言うので

 「親が育てられない子ども達は児童養護施設しか生活した事がないんだから、家庭が分かる筈がない」と、言いました。
 
 それに対する職員の答えが、この記事の冒頭の言葉です。ただし、冷静に考えれば確かに、施設がなければ死んでいたかも知れな
いと今は考えますので、この元記事では、職員の言葉への感想抜きで、言われた事だけ書いた結果、あのような説明不足になりました。

 ただ、このような親の育てられない児童は「一時的な施設保護」の話ならば理解できるが、物心つく前、あるいは乳児院からの長期入所児・全部育ちが「子ども時代の全てを施設だけで育つ」事については、納得出来る答えがありませんでした。今は自分で探してます。

 当時、わたしは

 家庭という世界観にいきなり飛び込み、順応しなくてはならず、さらに「家庭の人の感覚を知らない」「愛着というものが全く、誰に対しても湧いた事がない」そのくせ「誰に対しても、すぐに(表面上)なつく」などの問題点を、結婚した相手家庭ややソウルメイトから指摘を受け、自分の謎に迫る為のつもりで、何人かの職員に質問に行きました。

 長くなりましたが、冒頭のやり取りは、施設でわたしは愛着が無いという指摘を受けた事はない為、当時整理を一緒に始めたソウルメイトを論破するつもりでした。

 一番初めに愛着の問題(それ以外もあるらしい)を指摘して来たのは二人のソウルメイトからでした。わたしは、施設で育っても施設で育った事を言い訳にせずに頑張って来ただけに、絆づくり相手からの指摘には、自分の過去を否定されてたまるものかという感情もありました。
 
 #分かりにくいと思いますが、補足のつもりで書きました。ただ、このブログは基本的には体験記がメインではないため、体験の部分に時間を割きたくなくて、ついラフな扱いになりました。

| Lei | 2010/11/13 20:34 | URL | ≫ EDIT

整理点をいくつか

Leiさん、こんにちは。

出来たらLeiさんのどういう言葉に職員が反応してこういう風に言ったのか知りたいです。
施設職員の数を増やせばもっときめ細かい固有のケアに繋がると感じるか知りたいです。
私もプロテスタントの施設を出ましたがカトリックの施設を出た方と共有できる感覚をどうやって持てたのか知りたいです。
固有の大人に資源という表現が付けて書くのはどうしてか知りたいです。
幾つか施設を出てさ迷っている人として少し興味を持った点だけ上げさせてもらいました。時間がある時、気が向いたら、強制じゃないのでお返しお待ちしてます。

| serendipity | 2010/11/13 12:16 | URL | ≫ EDIT

新記事ありがとう

まずは冒頭部分についてコメントしておきます。

>>「お前ら親のない奴は施設が無ければとっくに死んでたんだぞ」
→話が途中で終わっています・・・
こういう発言の場合、発言者はその後に『だから○○だぞ』という趣旨のことを
続けたいという場合がほとんどですが、職員さんは何が言いたかったのでしょう?


>>だが、そのような子どもたちに有効な大人資源がない。
>>同じ社会的養護として、里親制度を利用しても、衣食住あり+固有の人間関係+家庭体験が出来るのに、
>>施設だけで全ての子ども時代を生きるのは時間の無駄にすら思える。#個人的にはれんほうさんに仕分けしてほしいよ。

大人資源…固有の人間関係+家庭体験
おそらく私達のような家庭育ちにとっては、あまりにも当たり前に有るので、
この根本的な欠落がピンと来にくいのでしょうね。

| エマ | 2010/11/13 11:07 | URL | ≫ EDIT














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