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この世に誰もいない事を日常として生きてきてグローバルになりすぎた

SOUL FAMILY-project.別館

 後追いの代償

 施設時代の話をA子は一通り語ってくれた。乳児院から施設に措置され、中学生の頃に、ひとりの保母に愛着が着いてしまい、職員会議に掛けられるほど「後追い」してしまったという。

 施設では後追いしたら「職員会議」沙汰になる。乳児院から1人で生きてきて、心が通った保母への気持ちが止まらなくて、自分と周囲の状況も見えない程に夢中になり、止まらない心を持ったA子は「施設の問題児」として、後に「お前は○○保母を独占して、彼女の時間外の給料を払える」かと責められ、わたしと会った時はもう、全て愛着を諦めている感覚があった。

 彼女は一人の保母を後追いして断罪された為「人を好きになる事は重い代償を払う事だ」と思い、美人なのに結婚も出来ずに、人との距離を遠ざけていた。今は行方不明。

 施設時代に1人の保母を想った乳児院からの措置のA子の払った代償は重すぎる。誰かを殺したのではなく、誰かを想った為に払う代償・・・。

 



 無愛着な児童は何の代償も払う必要がなかった

 わたしには誰もいない事が普通だったし、施設の子誰にも誰もいない事が普通だったし、むしろA子のチャレンジ精神こそ、意外すぎて、とても峻烈だと思わされた。

 わたしは誰もいなくても気にしてなかったらしい。誰かがいないと悲しい相手がいない。その人を思う為にはその誰かに出会いを果たしてなければならない。

 でもA子はとことん、その保母にこだわっていた。大人になっても保母の近くまで引越し続けていて、彼女は絶対にわたしにその元保母の(今は別の仕事)連絡先を教えなかった。

 彼女は、わたしにその保母の住んでる電話番号も住所も教えたがらなかった。その保母がA子だけを見る為には、彼女はあれこれ画策するしか道がなかった。それ自体、彼女がとても辛い状況だと感じさせたので、わたしは、彼女から保母を奪わないようにした。

 ただわたしは、無愛着なので彼女のような傷のつき方はしていない。人生の最初から今に至るまで誰もいないわたしは、彼女が何故、たかが1人の保母に執念を持つのか分からなかった。

 だから、本当はわたしはA子から保母を奪いはしなかったが、彼女は奪われると思い込み、わたしに保母の情報を教えなかった。

 誰もいないと決めた脳みそ

 生まれてすぐの赤ちゃんの額あたりの骨はまだ作られてなくて、額が柔らかい。手でさわるとふにふにと脳に達してしまいそうな危うさ、これを何と言うんだろう、わたしは小さい子の額が可愛いいと感じる。

 ・・・・

 誰もいないと決めたわたしの脳は、柔らかかった筈の頭蓋骨を厚くしてしまった。生後1年以内には「わたしの人生には誰もいない」と判断した脳は「1人で生きる」という最終決定を下したんだと感じてる。小さかった頃の脳がわたしに、そう表現(訴えてくる)する。
 
 誰もいないと決めた脳は気が短い。歯の生え変わりも小学生の頃だ。今は長寿の時代になってしまったのに、いまだに古い遺伝子の継続に縛られている。

 わたしは誰もいないと決めた脳みそに対して文句を言いたい。わたしは古い遺伝子に縛られていたらすぐ死んでしまうほどの、脆弱な淘汰されそうな生命だった。

 わたしは本来、遺伝子は変化して多様性の中で生きながらえるべきだと思ってるので、セオリーから外れたといって、簡単に淘汰されるつもりはない。

 多様な世界の海を生き延び、変化に順応し、新しく作られていくしかなかったわたしの脳は、旧来のままでは、その先の人類の生存さえ保障切れない。

 わたしは人類的に過渡期の変化の海に戻り、昆虫のように解けてドロドロになり、生成しなおし、又、生まれ変わりたい。その為には、私毎では終われない、何か、もっと大きなミッションを人類は持っている気がする。

 夫は○○家は将来翼が生えると言った

 わたしがある日夫から「○○家が存続すれば、○億年後には翼の生えた自分の子孫が生まれる筈」と言った。
 
 両生類から陸上へ、そして、もしかしたら・・・・と。

 わたしは、その力強さにあっけにとられたり、さらに笑いながら驚いた。家庭育ちは何処まで生き延びるつもり?

 でも、内心わたしは人類の未来に希望を持ちそうになった・・・もしかしたら、わたしの子孫も・・・いや、だが実際は違う。施設で育っているうちに染みこんだ虚無・・・。それ以前にわたしの血縁親はわたしに、そんなあてどもない未来を託さなかった。淘汰すべき命と判断したから捨てたのだし。

 ただ、個人の感情がどうであれ、命は神秘という言葉で片付けられないほどに現実的な営みだと思う。わたしはきっとドロップアウトしたけど、その命の営みの輪の中にいる人を応援したいと思う気持ち、

 それは本当の気持ちだし、ゆるぎない気持ち。○○家だけの話じゃないと思う。里親家庭を応援するというのは、人類の生き残りの為の戦いの、一つのステージでしかないと思うし、この時代に生まれたわたしは、この時代ならではの、自分の生き方を考えてみたい。

 多くの人には、良く分からない感覚だと思うけど、ちょっと思う存分言ってみたい時もあるので。

 たぶん150年後には、書いてるわたしも読んでるあなたもこの世にいない・・・。

|  Soul-Family-projct・別館 | 10時38分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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