PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --時--分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「虐待」というキーワードに関する独自イメージを整理

コラム

 文章化するための語彙が足りなくて、たんに「虐待を受けていないと表現した為」おそらく数年もの間、自分の中の脳の整理がはかどらなかった。時に他の施設出身者を不快な目に合わせたが、なかなかその表現を止める事ができなかった。わたしはキーワードを受け取る瞬間に、日本語だろうが何だろうが意訳する癖があるようで、ますます混迷していた。
 
 おぼつかなくても文章化する事は必要だと思うけれど、やはり言いっぱなしじゃなく、次に気付きを得た時にはその考えに至った経緯もきちんと説明できるように努力しようと思う。

 わたしが「虐待を受けていない」という表現にこだわったのは、

 一つ目は、養護施設への措置理由が虐待による措置じゃない事で職員から侮蔑的な発言をされたり、立場を軽んじられたり、比較されたりする事が続いていた(と想像できる)為。

 昨日あたり「自分は虐待による措置理由じゃないから価値がない」と施設職員から思わされていたという事に気づいた。他の記憶断片を繋げるとたぶん間違っていないと思う。他人のプライバシーを語る職員との会話の体験を通して本当に語りたかった事とは、守秘義務違反の職員が居るというほかに、家庭虐待の子と常に対比させられ、侮蔑的な事を言われていたのだと気づいた。
 
 二つ目は、そもそも虐待という言葉に対して独特の感じ方を持っている為。

 わたしは、保護処分、措置対象の児童が集まる施設での暴力・性暴力は、通り魔的暴行という独自のイメージを持っている為、確かに職員から怪我を負わされたり、上級生の女子から性的な事をされたり、自分の体験を持つのに虐待という表現をする事ができなかった。

 虞犯少年や触法少年や家庭虐待ですさんだ子ども達が集まる場所を、わたしは日常的に暴力が起こって当然の場所と捉えているので、意外性もなければ非日常でもないと感じている。そして暴力に対するリスク管理を怠っているのだから、当然暴力事件は起こり続けると考えている。だからわたしは、自分が暴力を小さな子へしない為、考えていかなければならなかった。

 ダウンタウンを丸腰で歩いていて不良に絡まれ暴行を受けたら、それを虐待と言わないのと同じような捉え方をしている。施設に暴力はつきものだと感じているので、それらを虐待という風には感じられない。

 親から捨てられた子までそのような暴力的な施設へ収容されているのは納得いかないけれど、それがリアル世界の姿。本来なら怖い少年たちに近づきたくないと感じるのが自己防衛に繋がるのに、施設生活しか知らない子達は危険が何かを知らないまま成長する。施設を出た子の怖いもの知らずは誉め言葉じゃない、単に危険を危険と知らずに生きてきてしまっただけ。

 そしてこれは最近思うのだけど、養護施設は公的な場所で、家庭は私的な場所なので暴力の性質も自ずと違ってくると思う(文章化はまだ)。児童養護施設で生活するという事は、前出したダウンタウンを丸腰で歩くようなもの。

 家庭は基本的に安全な領域だ。でも安全が保障されない家庭は機能不全家庭と位置づけられている。

 でも養護施設の場合、家庭的や、基本的な安全(他の児童、職員からの暴行のない事)が保たれなくとも、機能不全児童養護施設とは呼ばれない。

 それは施設が延々と不良少年達を受け入れているからであり、児童養護施設はいつまで経っても割れた窓を補修しきれない状態が続いているという事だと思う。その上、家庭から来た被虐待児、親から捨てられた子などが一斉に詰め込まれている。

 だからわたしは児童養護施設で起こる暴力事件をどうもすんなり虐待といい辛い。こうなると表現の好みの問題かもしれないけれど、せめて文章化くらいしておこうと思う。ただはっきりしてきたのは、児童養護施設は通り魔的な暴行は常に起こりえる場所だと改めて認識できた。養護施設は家庭からの保護処分だけじゃなく施設内の治安維持と安全保障にも努めてほしい。

 養護施設は更正施設じゃないと怒ってる場合ではないと身に染みて思うのだ。

 追記

 三つ目は、施設生活を全く覚えていない期間が長期に渡ってあるので、断片化された記憶以外については、語る為のデータがなく、自分自身が集団虐待・暴力を受けた体験があるか、加害体験を持っているかも含め、全く分からないので別のテーマとなるような気がする。それゆえ暴力を受けた(虐待を受けた)と言い切れない。




| └ コラム | 09時14分 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

強引な主観かもしれないけど・・・


 Maria、あなたのレスのおかげでぶっきらぼうなわたしの親記事もなんとなく形になるよ、ありがとう。

大人から見れば家庭で虐待を受けて傷ついた子どもでも、養護施設に住む、さらに小さい子から見れば不良の怖い上級生なんだという事を言いたい。

 そして、施設だから暴力があるのは当然(仕方ない)と言っているのではなく、暴力のリスクの高い子どもが集まる場所なのだからきちんと、特に子ども間の暴力に対処してほしい。と思った。


| レイ | 2007/07/04 18:37 | URL | ≫ EDIT

養護施設に必要なのは「治安」だったのね

Leiちゃん、
とってもわかりやすいわ。

> ダウンタウンを丸腰で歩いていて不良に絡まれ暴行を受けたら、それを虐待と言わないのと同じような捉え方をしている。施設に暴力はつきものだと感じているので、それらを虐待という風には感じられない。

 このダウンタウンは、情緒あふれる日本の下町ではなく、スラムと化した海外のダウンタウンのことよね。ポリスも絶対に一人ではパトロールしないという…

 それにしても、養護施設に必要なのは、何よりも

治安

だったのね。
いつも戦場にいるような、いつやられても仕方ないという気持ちなのは、養護施設がギャングが闊歩するダウンタウンに通じるところがあるからなのね。

 とっても、わかりやすい整理だと思うわ。ダウンタウンでギャングに襲われても、ダウンタウンに無防備で歩いていたほうが非難されるし、ギャングに「虐待」されたなんて、誰も言わないものね・・・

ま、あたしも「養護施設は子どもの地獄」と表現しているけど・・・

納得。

| Maria | 2007/07/04 15:55 | URL | ≫ EDIT














http://escapeorgoodfight.blog85.fc2.com/tb.php/264-e2f635bb

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。