PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --時--分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

モノを捨てられない人は、モノを捨てない人だと気付いた

liliy2007

Maria2007

養護施設にいる間の問題

 夫はモノを溜め込む人だ。わたしはモノを捨てる人だ。夫が大事にしているモノはわたしにはガラクタのように見え、最初の頃はばんばん捨てていた。

 部屋はもぬけの殻のようになり、わたしはモノがない空間を見てようやく落ち着く気分になった。夫は小さな頃からモノをほとんど捨てないで生きてきたので、会社から帰ってきてスッキリしすぎた部屋を見るなり

 「何故オレの大事にしてるものを捨てちゃうの?」と嘆いた。

 わたしから見ればゴミを捨てただけだった。でも何の相談も無く勝手にモノを捨てる事に激怒した。わたしは、人がモノを大事にする感覚が理解できなくて、薄汚れてきたり壊れてきたり使わなくなったら捨ててきた。

 ちいさな頃からモノを大切にしてきた夫は、モノへ愛着を持っているという事に気づくまでかなりの時間を要した。人への愛着がないのにモノへの愛着もある筈がない。

 わたしは、施設では私物という感覚が育たなかった。自分のモノも他人のモノも境界がなくて、いつも共有していたので、モノへの特別な思いが育たなかった。

 でも、結婚したり絆作りをしているうちに、だんだんモノへの自分だけが感じる価値が育ってきたように思う。他の人からみれば単なるモノは、自分にとっては大事なモノ。それが少しだけ判ってきたような気がする。相変わらず薄い感覚だけど、まったく無かった頃よりは良くなった。

 施設時代には気付けなかった。みんなのモノは、言い方を変えれば誰のモノでもないから、誰も責任を負わないところがあった。誰が壊したか判らないおもちゃは修理もされずゴミ箱へ投げ込まれる。

「みんなで責任を持って使いましょう」という言葉は、その前提として私物感覚があり、責任を持つという事が判っている方が理解しやすい。

 「養護施設ではモノが乱暴に扱われる」と嘆く大人が多いけれど、私物を持った事がない事と愛着を知らない事によるものであると、わたしは思う。

 最近わたしは、夫へのモノに対する扱い方の評価がグレードアップした。夫を「モノを捨てられない困った人だと思っていたが、今はモノをむやみに捨てない人だ」と気付いた。このような感覚を大人になってから育てるとなるとかなり時間が掛かる。何が問題かを考える時間も含まれるので・・・。

 

|  養護施設にいる間の問題 | 19時56分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














http://escapeorgoodfight.blog85.fc2.com/tb.php/334-8c2a559b

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。