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児童養護施設の子が自分の子どもの友人や結婚相手になる時

養護施設にいる間の問題
 
 児童養護施設の子について「子ども達は悪くない」と言う一部の職員の方は、同時に「施設が正しく理解されてない」とも言う。そして「更正施設じゃない」と嘆く。でもその前に「悪い」「悪くない」という、漠然すぎる捉え方は気にいらないので、わたしなりに「入所している子ども達が問題ある子たちなのか?」という疑問を前提として書いていきたい。そして偏見について、わたしが接し考えた事も・・・。

 ・・・ミモフタも又ない事を言うけれど、やっぱり養護施設の子と我が子が友だちになれば、親としては何とかして引き離したいと思うようだ。実体験により言うのだけど、子ども同士は大人のフィルター越しに相手を見る事はないから、友だちになってしまう。

 親としたら普段は、偏見差別はよくないと言っている人でさえ「何故よりによってうちの子が施設の子と・・・」という心理になっていく。偏見差別を憂えている人も対岸の火事を見ているうちは「お気の毒にね」と言えるが、火の粉がこちらに降りかかれば払うのが当然。#全ての人がそうではない)

 そのような経緯で、よく覚えてはいないけれど最初は周辺にいた子が「ごめんね・・・」と何を謝ってるのか判らないが、去っていった。その時は自分の性格が悪いのかな?と考えてしまったが、親が子どもを諭した気配がチラホラ。

 でも去るものを追わないので、これはこれで問題化する事はほとんどなかった。

 ところが結婚となると又、事はさらに大きい。

対岸の火事のつもりが・・・

 姑とは今はお互いに距離間をキープしたまま付き合っているので何とかなるが、最初は「なぜよりによって園の子なの」と悩んでいたらしい。#姑は不思議と養護施設の子を「園の子」と言う。なぜかは判らないが言い慣れているふしがある。

 彼女によると「子が親に捨てられたという事は余程の事」だそうだ。細木○子を崇拝する姑は親の因果が子に報い、などとも言う。彼女は基本的に四文字熟語か、ことわざで会話するので後で必ず辞書を引かなければならない。

 まず姑の不安は思ったよりも大きく、他人事だった園の子との関わりが、自分の息子の嫁という形で具現化してしまった。

 彼女の驚き様などを数年間見ていると「わたし個人についての信頼性を認めながらも」養護施設の子全体に対す生理的拒否感をどうすれば乗り越えられるかが、彼女の課題となっていた。生理的な嫌悪が背景にあるとは辛そうだ。

 養護施設に対する誤解・無理解・無知などにより偏見・差別を受けていると嘆く職員などの文言には、養護施設には親が育てられない子しかいないかの様な振舞いが感じられる。虞犯少年や虐待を受けた子が施設で起す暴力などのリスクの高さについては微妙に触れず、世間の無理解だけを嘆いている。

 偏見や差別を周辺の住民から持たれている根本的な問題を考えない限り、施設へのイメージは変わらないと個人的に思う。そしてイメージというのは急に沸いてくるものではなく、やはりどこかに根拠を感じるが言語化がうまく出来ない何か本質的な事実があるのだと最近は思う。

言われなき誤解に基いた偏見という誤解

 わたしが社会に出て感じた事は「養護施設の子は、言われなき誤解の為に偏見差別を受けている」(だけ)はないという事だった。

 わたしも施設を出たばかりの頃は「自分さえまっすぐに生きていれば」と思い、がんばった。しかし、どうしても、何度がんばっても結婚差別や他の不当な扱いを受けたりしていく中で、個人的な努力を大きく越えた世間の共通認識があるという事に気づいていった。

 だからといってわたし自身はまっすぐに歩く事を目標に掲げて生き続けるが、一瞬でも気を抜いたら「施設の子だから」という目で見られてしまう。だから気を抜けない。

 わたしは施設を取り巻く社会や周辺住民が一方的に無知なだけではないと思っている。都合のいいところだけを施設側が美談として語りたい為の影響もあると思っている。

 「養護施設には親から捨てられてもなお素直にまっすぐ生きる子達が生活している。それなのに偏見や差別を受けてしまう」と嘆く養護施設職員を見ていると、元施設児童としては別の意味で嘆きたくなる。

 でも、わたしはこれからも偏見差別の中、生きていくしかないんだと思う。でも乳児院の子らにはこの生き難くさを伝えたくない。わたし達の代で終わらせたいと思う・・・。

|  養護施設にいる間の問題 | 03時10分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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