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プリズナー:駄文を書き連ねている

コラム

檻から出られる正当な理由がほしい

 沢山駄文を書いた気がする。
 
 発信の文章の出来上がりによらず、発信したい事を書いて
 いるので個人的には非常に満足しているけれど。

 でも400もの記事を書いて、やたらスローガンばかりを
 がなっているような気がする。

 どこかで、檻の中でここから出せと言っても仕方ないのに
 吼えているようなもどかしい感覚に陥るけれどやめられない。
 
 記事を書けば書くほど、

 檻から出ていけるのは檻から出られる正当な理由がある子
 だけなんだという気持ちでいっぱいになる。 

 親のない子が檻を壊して逃げたら脱走になる。
 脱走じゃなく施設から出ていける子は親のある子。

 親のない子が施設を出ていける一遇のチャンスは家庭の子
 になるしかないと感じていた。

 


一度目の施設を脱走した夜

 逃げ回った挙句に迷い込んだ家庭の庭先に雨戸から薄く中の
 灯りが漏れていた。
 
 その家の閉じされた雨戸の向こうからは、子どもの声が。

 脱走した自分は、その声が子どもの声だと気付くまでに
 とても時間が掛かった。今書いていて溜飲が下がった。

 あの時、聞こえていた笑い声はまぎれもなく子どもの声だった。
 脱走犯として追われる気持ちの中、その庭先で聞いた子どもの
 きゃっきゃっ、という弾んだ声にびっくりしたのだ。

 それが初めて家というものを知った瞬間だった。
 でも当時は「それ」が何を表しているか判らなかった。
 ただ、ここに子どもがいて、楽しそうに笑ってるなら
 自分もその中にいてもおかしくないような気がした。

 ・・・少し、そういう気持ちの残滓が感じられる。

 でもその家の主人に通報されて、施設へ戻される瞬間には
 もう、その笑い声も、なにもかも忘れてしまったけど。

 その体験が影響しているのかどうか判らないけれど。
 追われるような気分がずっと抜けない。

 乳児院・施設だけで育てられない為には、家庭の子になるしか
 ないと思っていた、でも家庭の子にはなれなかった。
 どうすれば家庭の子にならせてもらえるのか知らなかった。
 
 駄文を書き続ける理由があるとしたら、親から捨てられたなら
 家庭の子になるしか、堂々と施設を出ていく事ができない。

 そう、無自覚ながら思いつめていたような気がする。わたしも
 何かを表現しているんだと思う・・・。

 まだ脱走犯の汚名を着せられた事を謝罪もされていない。
 まだ脱走犯の気分が抜けきれない。

| └ コラム | 04時40分 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

 施設から胸を張って出て行くことが出来る子は、家庭のある子だけ。

 あたしたち、物心が付いたら施設にいた子は、刑期満了まで待たなくてはならないの。

 昔は、中学校を卒業したら、晴れて刑期満了で施設を出て行くことが出来た。
 最近では、高校に行けるようになったけど、刑期が3年延びるのに耐えられなくて、施設を出ることを選ぶ子も少なくない。

 あたしの施設では、家庭に帰る子は、突然いなくなる。

 ある日、部屋の私物(といっても手提げに入る程度のもの)をまとめて、黙って出て行く。
 たまたま、部屋に居合わせても、誰も何も言わない。出て行く子は、申し訳なさそうに、でも、どこか嬉しそうな表情で、ペコリと頭を下げて部屋を出て行く。

 施設の門までの道を、親の手を引っ張るように歩いている。親は、何度も振り返り、見送る職員に頭を下げる。その親を「早く出よう」と言わんばかりに手を引く子。

 その光景に気付いても、別れの言葉をいう子もいなければ、手を振る子もいない。

 来たときと同じ。ある日突然施設に来て、ある子突然施設からいなくなる。

 出迎えも、見送りもない。
 ただ、子どもが流れていくだけ。

そして、その子どもの流れに取り残された、オール施設育ちが佇むだけ。

 あたしたちは、「措置年齢解除」という刑期明けまで、あの門をくぐって出て行くことはない。

| Maria | 2007/11/17 21:10 | URL | ≫ EDIT














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