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仮定:無知の涙の主人公が施設へ保護されたら

養護施設内の問題

 無知の涙という本がある。

 

  
 わたしの出身施設は世間的にも虐待施との捉え方はされていない、むしろ、過去においては家庭虐待から逃げ出した子を保護した立派な施設でもある。しかしあえていう、家庭を一度も体験した事がない長期施設入所児童としては、システム虐待システムネグレクトと捉えている。虐待とネグレクトは又別のカテゴリだと。

 職員も情熱的で、保母も後追いされるほど優しかった人もいた。しかし、養護施設には虞犯少年もやってくるし家庭で虐待を受けた子もやってくる。
 
 ある方の紹介した本で無知の涙の主人公の話を読むと、多くの方は「養護施設にいけたら良かった」のにと思うらしい。でもその保護先には、養護施設の子ども達が住んでいる。ひどい虐待を受けた子は施設で虐待を再演する。ひどい虐待を受けた子の措置先としての児童養護施設には乳児院からの幼い子も措置されている。

 無知の涙の少年が、どの年齢で措置されるかを考えると、彼は児童養護施設へ措置されるのではなく、まだ乳幼児の頃に、セカンドファミリー(専門里親家庭など)で育てられて欲しかった。

 養護施設という場所はあらゆる問題を先送りしているだけの場所。無知の涙の主人公がたとえ施設へ入ってきても、きちんとしたケアプログラムが養護施設の受け皿として備わっていない現状(戦後~今に至るまで)では、施設が彼にとって単なるお狩り場となる。

 虐待を受けた子が施設へ保護されるという一連の言葉には、施設保護は乳幼児ではないのだから、そこに家庭の子の暴力が持ち込まれやすい状況があるという事である。その事を持って家庭の子が悪いというのではなく、そのような子の問題に決め細やかに対処できない児童養護施設の現状があると伝えたい。(多少決め細やかになったからといって施設は施設だが)

 わたしのいた施設の職員は怒れる男子児童から身を守る為に竹刀を持って完全武装していた。

 世間の人の真摯な思い、「虐待を受けた子に『せめて施設があれば』」という思いは正しい側面だと思うし、間違っているとは思わない。しかしそれでは説明が足りないと感じる。

 わたしは、あえてここでは、受け入れる側だった元児童としては、虐待を受けた怒れる児童は施設で怒り続けている現状を発信し続けたい。

 家庭から保護された子は保護されておしまい♪ではない。その続きが施設で行われるだけ。何故施設環境は救われないのか、何故、ここまで・・・。

 わたし達全部施設育ちは、そのような場所を逃げる事も出来ずに(脱走犯として捕えられるので)育ったので、何が暴力で何が指導で何が傷つくことなのかも知らない。

 虐待家庭で育った子に思いを馳せる大人たちの気持ちを間違いとは言っていない。せめて施設で救われていたなら・・・という気持ちを否定しない。それと同時に考えてほしい事がある。家庭から来た子を受け入れさせられている児童たちが児童養護施設にいる事を。
 
 虞犯少年と被虐待児は家庭虐待の被害者という点で似ている。でも、そこで異彩を放つのは乳児院・又は物心つかないうちに施設へ捨てられた子たち。親から捨てられた子は何故自分が施設に居続けるのか理解できない、何故殴られるのか判らない。

 わたしは、施設の中で何を学んだのかもはや判らないのだ。親から捨てられた後、家庭を得る事ができなかった自分達は、何か、基本的な部分でとても阻害されていないかと感じるのは当然なのだ。こういうわたしが、家庭の人も大変なのよと言われたら「了解しました」としか言えない。

|  養護施設にいる間の問題 | 06時02分 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑


 生まれて初めまして、○○さん。
 できましたら、苗字じゃなくHNでお願いします。
 名前が本名でなければ良いのですが、個人情報の点で心配です。
 
 わたしの意見も1施設出身者としての意見ですから、気楽にお読み下さいな。

 よく、施設で育った事に関する問題を語ると「施設で育ったせいにしたくない」と言われます、ま、わたしもそう言い続けてきたので気持ちはわかりすが。問題を語る事と「せいにする事」とは分けて考えています。

 他に自分の過去がない以上、そう言う気持ちは判りますが、わたしは施設で育った過去を「人には出来なかった体験」だなんて言っても仕方ないので、里親制度を応援していきます。施設で刺激的な毎日を送る事は、確かに得がたい体験かもしれないし、あの時代があったからこそ、今の自分がいると思う気持ちも、刺激慣れした人なら当然浮かんでくるでしょう。

 でもわたしは、人と同じくらいの体験でけっこうです。子ども時代をスリルに満ちたものである必要もありません。子どもは本来安全で安心できる場所で育つ必要があると、今では思います。

 このブログでは、呪詛を書き立てているだけじゃなく、里親制度を応援する目的がメインです。その流れで、施設生活について思う事を書いています。

  少しずつお読みくださると嬉しいです。

| レイ@はじめまして | 2007/12/10 04:01 | URL | ≫ EDIT

初めて寄らせていただきました。
まず私の事を書きます。13歳まで養護施設で育ちました。東京の児童相談所から千葉県の館山市にある「安房児童那古学園」という施設に送られました(現在は船形学園と併合し廃園)
中学2年の時父親が現れ、東京に引き取られました。でも父親とか家族と言う実感が持てず、半年で家を出てその後自分で働いて生活しました。16歳で暴力団に入り21歳で脱退しました。大人になり結婚しましたが離婚してしまい、現在一人暮らしです。
結婚するにあたって、躊躇する気持ちや「家庭」「家族」という物に対しての、経験としての知識が無いので不安もありました。
結果的に私は自分の家庭を守る事は出来ませんでしたが、それは自分の生育環境のせいではないと思っています。
子供の情操教育や人格の形成に「家族・家庭」は大きな影響を与えるのは事実です。私の場合も環境が違っていたら、人生も考え方も、今とは違う物になっていただろうとは思います。
でも私は、自分の人生の現状を他人のせいにはしたくありません。自分で選択し、自分で築いた人格であると思いたいのです。
私は施設で育った事で、「損をした」と思いたくはありません。「人には出来ない経験をした」と思っています。
子供を手放してしまった事には、今も強い後悔があります。これは一生消える事はないと思いでしょう。
あなたと私の経験は同じ物ではないので、何の参考にもならないかも知れませんが、「一人の意見」として読んで下さったら幸いです。


| 高橋 | 2007/12/10 03:31 | URL |

仮説的?

もこさん、

>leiさんのプログにコメントしたのに mariaさんから、批判めいた返事を頂いたことにも驚いています。共同体のプログであるのかもしれませんね。

 「このブログのテーマ」をお読みいただけましたでしょうか。そこには、「共同管理」であることを明言していますのよ。
 コメントを書き込む前に、こういったものを読むのは、マナーではないかしら?

>仮説的な私の意見は 大変に不愉快でしたようですね。施設で育つという経験がないため 仮説でしかお話出来なかったことを お察し頂けると 幸いです。

 あなたのは、「仮説」ですらありません。「だとしたら」という根拠がないことをもとに、話を展開するのでおかしくなるのです。

>私の勘違いかもしれませんが、mariaさんの文章からは 冷静に相手の気持ちを汲んで 言葉を選んで 穏やかに話し合おうとする歩み寄りが感じられないのが 残念です。

 もこさんの一連の書き込みは、このブログの趣旨を否定し、養護施設肯定のための意見でしかありません。それは、ご自分の家庭をどこか否定したいもこさん側の理由でしかありません。
 このブログの記事を一通り読まずに、Leiちゃんやあたしの気持ちを逆なでするコメントを書くもこさんが、「冷静」だの「相手の気持ちを汲んで」だのいうのは筋が通りません。
 さらに、「元死刑囚が養護施設で育ったら」というトドメのコメントは、子どもが養護施設で育つことに反対するあたし達の心に五寸釘を打ち込む行為です。

 丁寧な物言いが冷静な議論ではありません。真綿で締め付けるような遠回しの物言いは、冷静さを装っているに過ぎません。
 ご自分の人をえぐる言葉には無頓着でありながら、このような物言いは、おかしいと思います。

>私は、前向きな建設的な話し合いを好みますので、これ以上 あなたとは 話合いまたは議論も遠慮させて頂きますね。

 「前向き」な話をしたいのであれば、ご自分の無自覚の「家庭否定論」を整理すべきではありませんか?
 知らないのであれば、あたし達の意見を聞けばいいし、それをもとに論拠を組み立てればいいの。だけど、あなたは、「死刑囚」まて持ち出して、ご自分の意見を押し通そうとしている。あたしと話したくないのは、論破できないからであって、それは、単なる逃げでしかありません。

 Leiちゃんは、容易く論破できそうな印象があるから、話しているだけでしょう?

>私自身の紹介が必要だと おっしゃるのでしたら させて頂きます。私は ごく普通のサラリーマン家庭で育ち、親に大学まで通わせてもらい、平凡な家庭を営んでいる者です。これで よろしいですか?

 最初から、このように礼儀をもって書けば、もう少し違ったのかもしれませんわね。

>mariaさんの 心の痛みが少しでも早く癒されて、心穏やかに暮らされる日が訪れますことを お祈り致します。

 あら、ありがとうございます。
 あたしの心の傷が癒されるのは、全ての子どもが里親家庭で育ち、養護施設が短期間の専門的治療施設になったときですわ。お祈りするなら、全ての子どもが家庭で育つことをお祈りして下さると嬉しいですわ。
 あったこともない方からの祈りは、嬉しくとも何ともありませんわ。養護施設では、耳たこでしたけど…

| Maria | 2007/12/02 09:01 | URL | ≫ EDIT

leiさん

こんにちは、私が発言したことで お二人の心に しこりが残ってしまったなら、そんなもの はらいのけてしまって下さいね。
私は、ただ 不幸な境遇で生まれ育った子どもたちに、幸せであってほしいと・・それだけを 云いたかった。

それだけです。それ以上の何もありません。

私が ここへお邪魔したことが、間違いだったのでしょう。
もう きませんから ご安心を・・

leiさんは キツイですか? 人は皆 そうですよ。
そうでなければ 生きていけませんよね。
それが、真の強さからくるものであると、私は信じています。

ありがとうございました。 さようなら。

| もこ | 2007/12/02 08:49 | URL | ≫ EDIT

mariaさん

メッセージ有難うございます。 何度か繰り返し読ませて頂きました。 このプログが目にとまり、大変 考えさせられました。私の知らなかった世界や、人たちが こんな気持ちで同じ空の下で暮らしていのか・・と知らされたからです。
お気を悪くさせてしまったら 申し訳けないのですが、lei
さんのプログにコメントしたのに mariaさんから、批判めいた返事を頂いたことにも驚いています。共同体のプログであるのかもしれませんね。
仮説的な私の意見は 大変に不愉快でしたようですね。施設で育つという経験がないため 仮説でしかお話出来なかったことを お察し頂けると 幸いです。
私の勘違いかもしれませんが、mariaさんの文章からは 冷静に相手の気持ちを汲んで 言葉を選んで 穏やかに話し合おうとする歩み寄りが感じられないのが 残念です。私は、
前向きな建設的な話し合いを好みますので、これ以上 あなたとは 話合いまたは議論も遠慮させて頂きますね。
私自身の紹介が必要だと おっしゃるのでしたら させて頂きます。私は ごく普通のサラリーマン家庭で育ち、親に大学まで通わせてもらい、平凡な家庭を営んでいる者です。これで よろしいですか?
mariaさんの 心の痛みが少しでも早く癒されて、心穏やかに暮らされる日が訪れますことを お祈り致します。

| もこ | 2007/12/02 08:33 | URL | ≫ EDIT

気持ちを言います

 もこさんとは終わりにしたいと思いながらも、スッキリしない部分もあり、Mariaのところで答えられるなら答えて下さい。

 あなたが「傷つく」と言ったので、わたしは何も言えなくなった。わたしのあの、親記事へあのレスだったのだけど、わたしは何も感じちゃいないし・・・気にしない事にする事で終わりにしようと思った・・・のです。しかしね・・・終わるにしてもスッキリしたいという本音はあります。言い逃げされた気分です。嫌な気分だけが残るの。

 わたしならMariaより言いやすいと思う人が多いみたいですが、わたしも相当ほんとはキツイ女です。



| レイ@すっきりしない | 2007/12/02 08:23 | URL | ≫ EDIT

もこさんへ

今回のコメント、いろいろ納得できないので、記事を書きました。読んで下さいね。
http://prayermaria.blog74.fc2.com/blog-entry-204.html

| Maria | 2007/12/02 07:11 | URL | ≫ EDIT

レイさんへ

お返事有難うございます。お互いの違いを 分かり合えなくても、分かり合おうとする気持ちは大切ですよね。私も同感です。違いを勉強する・・ある意味 難しいですが、そういう人でありたいと思います。過去が辛かったからこそ、今を幸せであって欲しいですし、自分の夢に近づいていって欲しいです。
レイさん こんな私の たわごとに丁寧にお返事を下さったことを 心より感謝致します。 
本当に有難うございました。

| もこ | 2007/12/01 15:37 | URL | ≫ EDIT

もし、永山被告が養護施設に入ったら…


 入る年齢によって違うと思うけど、小学校高学年以上で入ってきたら、いままでされてきたことを小さい子に吐きだして、うまくいけばすっきりして、ばれたら教護院に行って、ばれなければ、そのまま社会に出て、何喰わぬ顔で大きな犯罪を犯さずに生きていたかもしれない。
 
 家庭虐待や家庭ネグレクトの子どもにとって、養護施設ははき出す場所。はき出す相手には事欠かない。大きい子に抵抗の出来ない小さい子がたくさんいるのだから。何をしても、恐くて黙っているから、顔さえやらなければばれることはないの。小さい子相手なら、性的な行為だって秘密を保てる。
 
 そういう意味では、虞犯少年の更正施設と言えるのかもしれない。
 
 だけどね、吐き出しの道具にされた小さい子たちは、静かに壊れていく。いえ、壊れる程出来上がったのもないから、ただ、壊れた状態が続く。養護施設は、子どもの地獄なの。

| Maria | 2007/12/01 13:00 | URL | ≫ EDIT

安っぽいヒューマニズムを満たす場所ではないの

 養護施設をヒューマニズムを満足させる場所にしないで欲しいの。永山則夫死刑囚の手記を読み、安っぽいヒューマニズムに酔って、コメントするのもいいけど、養護施設で虐待や集団リンチ・集団レイプを受けながらも、「子どもたちを養護施設ではなく、里親家庭で育てて欲しい」と戦っている方もいるのよ。

 そもそも、永山則夫被告の作り上げたのは、彼の家庭を放置し続けた近所の人たちも一緒なの。
 そして、ネグレクトや家庭虐待の子どもを養護施設に放り込んで、くさいものに蓋をし、「めでたしめでたし」と満足している社会なの。

 彼が子どもの頃、心から心配し、関わり続ける大人が一人でもいたら、こんな犯罪者にはならなかったと思うの。「養護施設に入ればよかった」ではすませるのは、面倒なことには関わろうとしない社会そのものなの。
 
 子どもがどのような環境で育つべきか、乳児院・養護施設がどのような場所なのか、子どもが育つに相応しい場所なのか、それを知った上で、ここでコメントしていただきたいわ。

 仮に「虐待や児童間暴力・レイプが皆無の夢のような養護施設」があったとして、子どもの成長に相応しいのか、考えて欲しいの。
 
 あたしは、永山被告は、正しい家庭支援とダメな場合は、代替家族である里親の元で育って欲しかったと願っているの。養護施設の暴力的環境で育てば、もっとすごい犯罪を犯したかもしれないのよ。
 仮の話がお好きなようだから、あくまでも仮の話ですけど…

| Maria | 2007/12/01 11:50 | URL | ≫ EDIT

おはようございます


 もこさん、あいさつをありがとうございます。少しずついきましょう。お互いに育ってきた背景を背負って発言をするのです、分かり合えないから「諦める」というのでなく、違いを勉強する事はお互いにとってとても有意義になると思います。

 追記

 虐待された子はエネギーをも持て余してる。大人しい静かな子が、何もしないわけじゃない。耐え続けるにはそれなりの覚悟が必要。

 覚悟なしに、ひきこもりだった子は、フリーエリアでは全く違う姿を見せる。犯罪の世界でも「あの大人しい人が」と驚かれる。

 わたしは大人しい、引きこもり、むしろ静かだったという世間の、ある人への印象を、「ああそうですか」と受け取りはするけれど、全てを説明するものではないと思っています。


| レイ@ありがとうございます | 2007/12/01 08:30 | URL | ≫ EDIT

おはようございます

レイさん おはようございます。「無知の涙」を取り上げるのは場違いだったのでは?と悩んでいたのですが、こうして
仮定に記して下さり有難うございます。この本の主人公は 小中学校では 凶悪な子というよりは、逆に「ひきこもり」「いじめられっこ」のようでした。虐待とネグレクトを分けて考えるなら、多分 ネグレクトの方だと思います。もし、乳児期から 乳児院または養護施設 (もちろん、愛情深い里親さんとの出会いがあれば 里親委託が最もふさわしいと思います。)などで 暖かな保護の下で育っていたなら あんなことにはならなかったのではないか・・と思うと 残念でなりません。 これが、中学生で凶暴かつ陰湿に成長してしまっていたなら、保護所の時点で養護施設ではなく 教護院(今はこの呼び名ではないのでしょうか?)など その子の状況や状態に応じた施設へ入所することとなるのでは?と思うのです。荒れている子は それだけ 抱えている寂しさが大きいということですよね。その子に責任はないのですから・・しかし、心の荒れた寂しさを表現できずに、突っ張ることしか出来なくなった かたくなな子をも、引き取ってくださる里親さんが いてくださるのなら、こんな素晴らしいことはないですよね。レイさんの紹介して下さった本、いつか読んで見ます。有難うございました。

| もこ | 2007/12/01 07:18 | URL | ≫ EDIT














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