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黙祷:施設のお墓に眠る子どもたちの為に祈る事しかできない

養護施設にいる間の問題:施設内死亡について

 施設で死んだ子の死全てに本当に「事件性」はないのだろうか。オレンジリボン・キャンペーンのパレードが今日行われるという話を小耳に挟み、そのキャンペーンに乗じて、わたしも施設から出られなかった引取り手のない無縁仏の子ども達の為に祈りたい。

 最近、施設で死ぬことについて思考している。和子さん暴行死の本の影響なのだろうか、判らないが和子さんには、少なくとも母親がいた。その母親が裁判を起したのでこのように事件や裁判の流れが本になった。

 でもわたしの知るあの子は親が全くいない子。乳児院から施設で全てを育てられる途中病気で死に、施設のお墓に眠っている。施設を出ることが一度も叶わず眠っている。この病死については、わたしよりも危機意識の強い知り合いの医療関係者が首をひねっていた。

 「目が届かなくて病気に気付くのが遅れること自体ネグレクトの状況なのにね・・・。施設だからと言えばそれまでだけど、死ななくてもいい病気で死んだように思える」と言っていた。それほどこの病気は発作としては目立つ発作であり、周囲誰もが気付く激しいものだそうだ。そしてすぐに見つけてもらえれば死ぬ事はない病気でもあると言っていた。

 彼女は、医療に携わる者として病気や事故で運び込まれる子について、目が届かなくて死を放置せしめた状況を、事件性をも念頭に対処する事が時々あると言っていた。

 一方、あの頃の話を保母は「発作を起すといけないから、他の子にも気を配ってあげるように言ってたけどねぇ」と言っていたのを思い出した。もし当時警察に事情を聴かれれば、彼女はそう答えただろう。

 宿直時に、寝静まった園の中で子どもが発作で苦しんでいる事に気付けないのは「1人で全館を見て回らなくてはならないからよ」と言う。そして「病気の子の状況の報告義務など無い他の子らに責任の一端を押し付けるかのような発言」をする。でも今は保母の態度に少し違和感を感じている。確かにあの頃はそんなもんだと思って、話を聞きながら気持ちの方はスルーしていた。

 でもいつ発作を起すか判らない子の発作を監視させられる他の子ども達に怒りがないと言えるだろうか、その子の病弱のせいでめいわくを掛けられてきているとしたら・・・。自らも手を掛けられた事のない子らはなんと思うだろう。面倒だと思わないだろうかと、自分の心に手を当てて考えてみる・・・。

 施設の問題を語る時に、施設職員の人員配置の低さを頭から語られると、その世界を知ってもいる自分としてはついつい頷いてしまう。でも同時に、兄弟でもないのに他の子の世話や面倒を見させられる子たちのことも頭に浮かぶ。

 いつ発作を起すか判らない状況の子を大部屋で就寝させる事は、以前も真夜中に発作を起しては他の子の早期発見により助かった事を前提に組み立てたようだが・・・。

 友人のような医療関係者は、この子がもし家庭の子であれば、病気と知っているのに(結果として)放置されている事と事件性を繋げる事が(時々)あると言っていた。あの頃はわからず、雑談として聴いていた話が、今頃になって何か意味のある話に感じられる。

 施設のお墓に眠る子たちの為に、人知れず死んでいった子たちの為に祈りたい。
 

|  養護施設にいる間の問題 | 06時49分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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