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里親制度は施設養護のオプションではない

コラム

関連記事 Mariaの戦いと祈り

鬼の首を取ったように「里親不調」と騒ぐ施設職員
いわゆる「里親不調」の数(人間の話よ!)


なぉ~ん



子どもが抱える問題なのじゃなく、抱えさせられた問題

 親が育てない子どもがいたら、まず何よりも先に施設措置ありきなのが問題だと思ってる。施設不調になったら、里親へ戻すという発想はこの集団主義国家には無いのかな?とすら感じている。

 児童相談所は乳児院や養護施設へ子どもを入れた方が仕事は楽なのだ。児童相談所の職員も数年毎に別の仕事へ移動するし、一人の子どもにかかずらっていられない。

 施設に居た頃は知らなかったけれど、養護施設に入所している児童には児童相談所の担当が一人一人いるのに、一度施設に入ったら面会に来る事は一度もなかった。
 
 でも里親家庭には、子どもの生活の様子を定期的に見にきて、里親委託の時期を更に更新するように出来ているらしい。こんな手間の掛かる事を養護施設に入れたらやらなくてすむ。わたしは以前、児童相談所で働いていた人と友達?だった事があり、話を聞いたところ「里親はとことん食い下がってくるので手間が掛かる」という本音を教えてくれた。

 でも「養護施設には入れたら入れっぱなし」で済む。児童たちは誰からも愛された事がないのに施設の集団養育のおかげで立派な反応性愛着障害児になる。そしてその症状に磨きが掛かる。

 でも実は養護施設においては、子どもの反応性愛着障害(無愛着)は障害ではない。

 施設で障害になるのは、愛着を持つがゆえに甘えたりべったりしてくる子どもの方が仕事に差し支えるという点で問題児になってしまう。【でもべたべた甘えるという表現自体間違ってるかも知れない】また集団の中で特別扱いは許されないので、そのうち、全てをあきらめてゆく。

 そうなった反応性愛着障害児を集団で育てておいて、たまたま里親さんとマッチングしてもらえた子どもが里親委託されても、里親不調になるなという方が無理がある。それでもわたしが知っている範囲ではあるが、里親さんたちはあきらめずにたった一人の子どもと絆を構築している。

 里親さんが生後数週間で里子を委託してもらえていたら、愛着障害の問題まで抱え込まなくてすむ。単純に子どもの子育ての問題に集中できるし、そこに虐待が発覚すればその里親の問題として納得しやすい。それなのに、生後数年も乳児院で放置していたおかげで、問題が一つ一つ増えてゆく、里親が学ぶべき項目もそれに連動して増えていく。

にゃおぉぅ


この後始末はどこが取るんだ

 養護施設で反応性愛着障害児で無愛着児童になった子ども達は、誰もいないというメッセージを誰もいない世界から受け取り、その数年後にようやく里親家庭へ行ったとしても、そこから先は里親子には「絆の為の戦い」しか残されてはいない。

 懐かない、甘えない、誰でもいい、誰もいない、いつか誰かが迎えに来てくれる、子どもなので一人で生きていけないのに、妙に自立している、達観している、子どもらしくない・・・などなど

 ・・・といった、目の前に誰がいても同じ態度を取り続ける里子の態度を見て、怒りを押さえ込む方が難しいと思った。

 「あなたは一体ボクの何なの?」という子どものメッセージを受け続ける里親は子育てを拷問のように感じてしまう。もちろん子どもにとっても、施設では問題にすらされなかった愛着障害を、いまさら問題として扱われてしまう事で、何が起こったかわからない。

職員による里親に関するネガティブメッセージ

 そういえば里親不調で【この言い方自体嫌い】施設へ戻った子どもが里親を憎んでいると施設職員は異口同音でおっしゃるけれど、施設職員も施設職員で「お前はもう要らない子なんだよ」と施設に戻され里子に囁いていた例もあった。【里親本人から聞いた話だけどこれ以上は語れない】その子は施設で職員からこのように囁かれ、傷つき、里親に真偽を問い正した経緯がある。
 
 施設職員はいつもこういうネガティブメッセージを子ども達に与え続けていると【個人的には】思う。養護施設措置がまず先にあるという事と、里親委託が施設措置のオプションのように、取り付けや取り外し可能なパーツであるかのような扱いを受けている事が問題だと思っている。

 里親制度は施設養護のオプションではない。

 生まれたばかりの乳児に必要な世界はデフォルトでは家庭なのだ、そんなシンプルな発信が、あれこれと横槍が入る。困ったもんだ施設業界は・・・子どもの最善の利益じゃなくて職員の最善の利益だけを考えてるのが【主観ながら】透けて見える。

| └ コラム | 06時22分 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

興味深いです


 sidoさん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 資料をありがとうございます。最終的に養護施設へ引き上げる事を前提としているわけではないでしょうが、確かにおかしいという印象を持ちました。

 里親不調のその中身が全く見えてきませんでしたしね。ちょっとムッとする現実です。

| レイ@sidoさんへ | 2008/01/15 15:04 | URL | ≫ EDIT

出会いに感謝します


 Yukiさん。あなたのおかげで、わたしは「無愛着児童の言葉を言語化したい」とさらに思えた。いままでは、誰も無愛着児童の言葉を必要としてないだろうと、思っていたのです。

 でもあなたの思いに触れ、あなたはもっと本質を知りたいのだと思いました。落書きする子の衝動、知的に低いとされる子達の気持ち、全ての、活性化されていない脳になっている後天的な子ども達のこと。

 虐待受けた人の言葉は世にいっぱいある。

 でも、集団だけで育てられ、たった一人の子どもになれずにいる子ども達の事は語られていない。虐待を受ける前に保護されたと称して、施設の中で文字通り【概念の問題だけじゃなく】見捨てられている少数の子ども達。

 わたし、とても「無愛着な心理」を言語化したい。

 自分なりに、ひどい言葉になるかも、里親さんを失望させるような発言をするかもしれない。ガッカリさせるかも。

 でも、がんばろうと思います。よろしかったらこの言語化の戦いを見守っていて下さい、そして、無愛着っ子の、本当の悲しみは何かについて、さらに考えていきたいと思います。

 あ・・・

 あと、指示待ちの傾向も強いです。

 について、気付くだけならまだしも、問題意識を持っておられる事に驚きつつ、少しホッとしました。少しずつ道が開けるかも・・。特に保育の場で、無愛着児童の心理について理解が広がっていけるとうれしいと思いました。
 

| レイ@Yukiさんへ | 2008/01/15 09:08 | URL | ≫ EDIT


応援記事になっちゃったかね、やっぱり。なんだか黙ってられないやね・・・。

| レイ@うんMaria | 2008/01/15 09:01 | URL | ≫ EDIT

東京の里親不調には、施設側の責任もあります

sidoです。

 まず、sidoが社会的養護専門委員会に提出した里親意見書の以下の「○里親支援センターを設置する際に注意すること」を参考にして下さい。
http://foster-family.jp/data-room/ikensho/20071023senmoniinkai_ikensho.html

 東京では、養育家庭制度と呼ぶ養育里親専門の制度がありました。この養育家庭制度を支えていたのが、養育家庭センターであり、養育家庭(里親)への支援、養育家庭と子どものマッチングなど、現在の児童相談所が行う支援を行っていました。
 
 養育家庭センターは、都内の8つの児童養護施設及び一つの乳児院に委託されていました。施設名は以下の通りです。

石神井学園、東京育成園、共生会希望の家、至誠学園、のぞみの家、調布学園、バット博士記念ホーム、ベトレヘム学園 、二葉乳児院

 昭和48年(1973年)4月に養育家庭制度を発足し、当初は、石神井学園・東京育成園・調布学園・至誠学園の4つの児童養護施設を養育家庭センターに指定し、養育家庭里親の支援や委託児童と里親とのマッチングなどの業務を委託しました。
 その後、東京都の里親委託数は順調に伸び、養育家庭センターも9か所の児童養護施設・乳児院に設置されましたが、平成14年(2002年)3月に閉鎖されました。
 東京都の30年の里親制度の歴史は、養育家庭センターの歴史とも言えます。
 
 もし、森のくまさんが都内の施設職員であるのであれば、この方の施設に来た里親不調の子どもは、当然に、都内のどれかの養育家庭センターが関わっていると思われます。
 
 まず、里親委託する際に、養育家庭センターは何を根拠にマッチングしたのでしょうか。そして、委託後の訪問や、定期的なケアは行われたのでしょうか。
 里親の虐待が、子どもを引き上げる程深刻化する前に、どうして介入するなり、訪問するなりして、里親子の関係性の改善に努めなかったのでしょうか。
 
 そして、二度目の里親委託についても、養育家庭センターは当然に関わっていると思いますが、そこでのマッチングは、何を根拠にマッチングしたのでしょうか。
 さらに、一度、里親委託を失敗しているのですから、当然にリスクがあり、二度目の里親委託は、より注意深く検討すると共に、委託後のケアも重点的に行うべきだったと思います。
 
 Mariaさんも指摘していますが、このあたりの検討や反省もなく、単に里親不調のみを取り上げるのは、不適切だと思います。
 里親委託・里親支援業務を東京都より委託されていた、養育家庭センター(養護施設・乳児院)の責任もまた重大だと思います。
 
 sidoの養育家庭センターの担当も、年に一回程度しか家庭訪問をせず、さらに、担当は三年間で3人変わりました。一人は亡くなったので、仕方のないところもありますが、施設内の職員ローテンションでまわされている印象がありました。
 委託されている養育家庭センター内には里親マッチングや里親支援のノウハウは蓄積されず、3年も里親をしていると、こちらの方が、子どものベテランとなる現実がありました。
 
 sidoだけではなく、多くの里親からの不満もあり、東京都は30年間続いた養育家庭センターを廃止し、都の児童相談所が直接、里親家庭のケアと支援を行うようになりました。
 里親家庭の虐待は、里親だけの問題ではなく、里親を支援する機関の責任でもあり、リスクの高い子どもを作り続ける、発達心理学に逆行する乳児院の長期養育の結果でもあります。

 津崎哲雄先生が、
 
 「日本には、里親はいるが、里親制度がない。
  里親制度とは、
  里親に子どもを委託するだけではなく、
  委託された里親を支える仕組みを含めて
  里親制度というのだ」
 
 と言われています。当然です。

 sidoは、養育家庭センターからも、児童相談所からも、愛着障害のことはもとよりも、里親家庭に関わる様々なリスクを学んでいません。すべて、自分自身で探し出し、それこそ、海外のHPまで翻訳し、海外の里親にまで聞いて、いろんな問題を解決してきました。
 他の里親も同じです。自分で学び、歯を食いしばり、がんばり続けなければ、里親を続けることが出来なかったのが、過去の「里親制度」です。
 
 乳児院に長期入所させず、1ヶ月以内に里親に委託すれば、現状のほとんどの愛着関係の問題はかなり減らすことが出来ます。
 
 乳児院で長期入所させ、無愛着にした幼児を里親に委託し、
 里親が不必要に苦労させられ、これに負けた一部の里親が、
 子どもを虐待するリスクを乗り超えることが出来ない。
 それが、日本の里親制度の現状です。
 
 このコメントは、MariaさんとLeiさんのブログにダブルポストします。あしからずご了承下さい。

| sido | 2008/01/14 23:33 | URL | ≫ EDIT

Leiさん、こんばんは。
3連休も今日で終わりです。明日からまたハードな一日です。

私は、乳児院出身の子供への対応に疲れていて…
でも冬休みの間「これではいけない」と、何度も考えなおし新年を迎え、
でも肩に力が入るだけで全てが空回り…
金曜日の保育では、ちょっとした事件もあり(彼女、壁や床に落書きしまくりでした・笑)、ヘトヘトで何かを救いを求めて辿り着いたのが、Leiさんのブログでした。
Leiさんありがとう。

色んなこと、すごく勉強不足だったな、と思います。

「里親制度は施設養護のオプションではない。」

本当にそうだと思います。そして

「懐かない、甘えない、誰でもいい、誰もいない、妙に自立している、達観している…」

そうなんです。まさに、です。あと、指示待ちの傾向も強いです。
Leiさん、今の養護施設の子供たちは、知的に遅れの見られる子供が多い、と保健所からも報告されています。
私の知り合いの施設、半数の子供たちが何らかの検査で注意傾向が見られました。
そして、ほとんどの原因が『後天的』なのです。
生まれてきたときは健康優良児だったのに、その後の環境でこんなに変わってしまうのです。
愛情と発達は密接な関係にある。泣きたくなるような結果です。

施設側は、赤ちゃんのうちから里親に渡せない理由を
「親が迎えに来るかもしれないから、ギリギリまで待ちたい」
と言うそうですね。
一見、人情的な正論に思えますが嘘だらけですね。
本当にズルイです、児相も施設も。

ちょっと、気持ちの良くない思い出を書きたいと思います。
私は保育園勤務の経験のほうが長いのですが、保育園でも「ベタベタする子供は問題児」という考えをする保育士がいます。
それも、園長、主任クラスの人が多いです。
以前、泣き止まない赤ちゃんをあやしていたら
「そんなに抱っこしないで!諦め癖を身に付けさせなさい。」
と、赤ちゃんを取り上げサークルの中へ入れてしまい、あとは放置でした。
「諦め癖」という言葉、初めて聞きました。
柵の中から手を伸ばし、私を見てギャンギャン泣く赤ちゃんを、私は助けられませんでした。
一番最低なのは、私です。

上司という立場を利用して、本当にひどいことを言う人は、古い世界ほど多いと思います。
病院とかも、そうなんじゃないでしょうか?
私も相当ひどいことを言われ、園長のワンマン振りに疲れ(棒で殴る、叩くなどの虐待)、このままでは私が病院送りになってしまうと考え保育園を退職。

その後、市役所に園長を告訴しました。
一度では何の反応もないので、色んな方々に協力してもらい、
これでもかこれでもか、と頑張りました。
園長は異動となりましたが、そんなの解決とは言えません。
そのような上司が多い保育の現場です。
養護施設も同じだと思います。
いい職員が育つはずがありません。

私が園長に対する告訴の準備をしている時、
「人を恨むことって、なんてエネルギーを使うんだろう…」
と思いました。
やり返した私も園長と同じ人間なのでしょうが、私が保育園を辞めて幼稚園
に勤めて、初めて色んなことが見えたような気がします。
今は、そんな上司もいない職場です。
思い切り子供と遊び、誰にも気兼ねせず可愛いがれる。転職して良かったと本当に思えます。

Leiさんが過去のことを思い出し、ブログに文章化して行く作業は、

時に思い出したくない傷をもう一度広げて、もう一度傷つかなくてはいけない…それを覚悟の上で行っているような気がします。

それは気の遠くなる作業だと思います。
それでも発信していかなくてはいけないことがある。
その信念でされていることに、本当に頭が下がります。
知らない、ということが本当に罪なのですよね。
まず知ることが子供たちを助ける第一歩と思い、これからもLeiさんMariaさんのブログを応援して行きたいと思います。

急に寒くなりました。
風邪などひかれないようにしてください。

たぶん明日も来ます。


| yuki | 2008/01/14 20:42 | URL |

Leiちゃん、応援記事ありがとう

 あたしも、記事をトラバした。

 あたし達が里親の記事を書くと、決まって「里親不調」や「里親家庭の虐待」を持ち出す施設職員がいる。

 そのくせ、養護施設の虐待の発覚の増加には言及しない。
http://gyakutai.yogo-shisetsu.info/gyakutai_data/data200703.htm

 はっきりいって、頭に来ているの。

| Maria | 2008/01/14 14:55 | URL | ≫ EDIT














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