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捨てられた子のいる施設において虐待も固有の相手との関わりであるという現実

養護施設に居る間の問題

 わたしは、虐待を受けた子が施設でだんだん力を取り戻しているように感じる事があった。勘違いかもしれないので、失礼な発言になる恐れがあるけれど書いてみる。

 家庭で虐待を受けた子は、どうも親から捨てられた子を見ているうちに、傷つき苦しんでいる筈なのに、何か力を取り戻している風に見えたのだ。

 居るからこそ苦しめられ傷つけられたけれど、施設へ入って目の当たりにする、捨てられて動物のような子たち。彼らを見ているうちに「お前のように捨てられてるわけじゃないんだから」という自信の取り戻し方をしているようだった。

 そして職員も捨てられた子よりも虐待され傷ついた子に感情移入していた。そのため、わたしはかなり精神的な怒りを彼らから向けられた【そう認識する事にした】。施設の中でも家庭の子と施設の子の間に見えない分厚い壁があった。

 家庭から来た子はいつか施設から居なくなる子たちだった。施設に残るしか道の無い子達は家庭から来た子をすでに別カテゴリとして位置づけていた。同じ立場の子ではない、虐待のあるなしに関わらず捨てられた子は、家庭虐待の子とは違うポジションで生きていた。

 わたしは、家庭で虐待を受けた子が体験話をしているうちにだんだん自信を取り戻していくように見えて怖くなった事がある。わたしは家庭から来た子が何の心のケアも受けていない事により、見えない場所で小さな子や弱い子を相手に、自分の傷を見せているところを知っているような気がする。

 でも彼らは傷を嘆いている筈なのに、その質はともかく固有の相手がいる事の事実につきあたり、誰も居ない子たちを前に、だんだん、少しずつだけど力を取り戻しているように見えた。

 ある虞犯少女の先輩も、わたしを見る時に彼女を傷つけた家族の匂いをわたしに訴えていたと今は思う。それは彼女の傷をさらける事だった。しかし誰も居ないわたしには彼女の傷を理解する事はできなかった。

 彼女には虐待の傷がある。彼女はその傷をわたしを前にすると傷と思えず、正しく苦しめず怒りを倍加させるようだった。彼女はその間も何度も自殺未遂を繰り返し、施設を出て数年後に、死んだ。

 さて。

 捨てられた者を前に、固有の相手からの虐待の傷を語ることは、それもまた空しいと思う。

 もともと別のカテゴリだ、もともと違う課題だ、わたしは虐待の有無以前の問題として、捨てられてしまっている現実について語っている。すでに捨てられた子どもに虐待というものがあるのかどうかという、そういう問題を抱えているのだと言い続けたい。
 
 【施設措置ではない】ある人が子ども時代の事をわたしに語った。
 
「捨てられないようにどんなひどい事も耐えたのよ」と。
そして「Leiちゃんに比べたらまだいいんだと思う」と。
 
 わたしなら耐える事に意味を見出さないので、自分の命を守るために逃げるけど、彼女はそうではなかった。それが世間でいうところの親子幻想のようなものに繋がっている。

 「子どもはどんなに虐待する親でも、その親を求めている」と。【本当はその子に児相へ逃げる道が示されていれば救われたのかもしれないけれど・・・】

 家庭の子は虐待を受けていても,捨てられる事に関してだけは未知の分野であり、恐怖に繋がる。わたしはそこ【捨てられる恐怖】を幼い頃にすでに超えていて、夫が言うには彼方の人になってしまったと思うそうだ。【三途の川か?】そんなわたしは、誰も居ない前提でしか話を進める事ができない。

 わたしは自分ひとりで勝手に生きるので、捨てられないために耐える心理を持っていない。こういう心理の違いも含め、わたしは、施設だけで育った事の問題だけを抽出して書き出す必要がどうしてもある。家庭の子たちの声に埋もれてしまいがちな施設マイノリティの言葉として、抽出したい。捨てられた者たちの、捨てられた事の影響を語り続けたい。

追記
 
 養護施設の虐待を子どもが訴える場合、複数の子どもが虐待を受けている事が判った時が多いそうだ。一人でも訴える事ができるのに、ほかの子も虐待を受けていると知った子どもの気持ちというのはどういう心境なのだろうか、わたしは少し判る気がする。

|  養護施設にいる間の問題 | 10時50分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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