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規則を守る動機:【似非】優等生のわたしの規則へのきもち

養護施設にいる間の問題

 厳しさに吸い寄せられる

 わたしは施設という場所はやはり厳しい規則により縛られる必要があると【つい】心のどこかで思う癖がある。【もちろん虐待体質によるものではない施設の理念に基づくもの】でもその思考はわたしにとっては養護施設の存在意義を示しているものではなく、施設という他人の寄せ集めがバラバラの概念を持っている事を前提として、固有の状況をこえた、至上命令という形でいつも、そこにあった。という、単なる説明でしかない。

 養護施設は他人の寄せ集め、バラバラの概念という前提の元に、どうしても至上命令である規則が必要だった。養護施設では円滑な日常業務を行う事が優先順位だから子ども達が規則を守ってくれなくてはならないのだ。不思議な事に自分の施設ではルールとは表現せず、規則と表現した。日本語と英語の違いが何なのか今も理屈は分からない。

 その養護施設で育ったわたしは、養護施設独特の規則は、一般社会での社会通念、家庭を柱とした道徳観念とは少し趣きが異なっている事に、後に気付いた。

 養護施設の場合は、もし規則が守られなかった場合、厳罰があった。わたしは厳罰に処せられるのが嫌で規則を守ろうとしていた。又それは、子ども同士のけん制という形でも縛りあう。つまり連帯責任だ。連帯責任の前提には、仲間同士が思いやりを持ちルールを守る気持ちがあると誤解されているようだけど、実際は児童養護施設の場合は、連帯責任という厳罰が恐ろしいだけである。そのため、より厳しさを求めるようになり吸い寄せられている感覚だった。

 規則を守れなかった時の心理

 施設の子同士は互いに元々相手を思う気持ちはないのだからバレた時、失敗した時の怒りの気持ちが生じる。

 「あいつがトロいからサボったのがバレた」
 「あいつのせいで掃除のやり直しだ」
 「誰が犯人か判らないから正座を夜通しやらなくちゃいけない」

 などという、全体的に規則を守れなかった事が職員にばれた事による連帯責任に関する呪詛の言葉がほとんどだった。トロいと責められた個人は、自分がトロいからみんなに迷惑を掛けたと思う。今度はうまくバレないようにやろうと決意する。

 施設のような、お互いにせつな的なその場限りの人間関係では「今をうまくやる事が全て」なのだ。今をうまくやれば生き延びられると思っている。

 そこには、同じような社会通念や価値観をあらかじめ共有しうる集団が生活しているという前提は全くない。

 だから、他人だからこそ縛りあう、赤の他人で他者に責任を持たない無関係の人間同士という前提があるからこそ、厳しい規則と厳罰と連帯責任というものが必要なのだと自分自身で考えてみた。

 規則を守るせつな的な動機

 もしかしたら強引と言われるかもしれない考えだけど、家庭で今を生きるわたしは、夫や姑の関係を見ていても「この人だけは自分を裏切らない」「裏切ってはならない」というわたしにとっては衝撃的な、ルールの守り方の動機を知るにつけ、一方、わたしはいつも「今、うまくやればいい」と思っている事に気付かされた。

 彼ら家庭の人は、何故ルールを守るかというシンプルな課題に関してもシンプルな答えを持っている。「自分が○○をやったら、悲しむ人がいるから」だと、夫は何度も言っていた。

 子ども時代の夫は彼の母が全ての責任を持つ覚悟である事を、息子の彼は知っていた。彼は母が全ての存在をかけて彼を育てた者である事の責任を取るつもりである事が当たり前だった。だから彼は母を裏切れないのだ。その責任の重さゆえに・・・。

 一方施設育ちのわたしは「自分がトロいとみんなに迷惑を掛ける」なのだ。それは今も懲罰という現実的な恐怖へ直結する。恐怖で縛り、恐怖を予感させる施設独特のオキテのような規則だった。

 人間同士の関係性はうまくやれば良いのではないと思う。その場をうまく誤魔化しおおせたら成功だと考えるのは間違っていると感じるようになった。家庭では、その家庭システムを円滑に動かす為に、施設全部育ちにはとうてい及びも付かない、この人は特別な存在という動機が作用しているように思えてならない。
 
 ・・・とまあ、ここまで言い切っていいのか分からない部分もあるけれど、言い切りたい気持ち、乱暴だけど推し進めてみる。

 

|  養護施設にいる間の問題 | 09時44分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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