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施設:ぬいぐるみが無くても寝られる幼児さんたち

養護施設にいる間の問題

 ぬいぐるみにまつわる雑感

 わたしもぬいぐるみがなくても寝られる。ぬいぐるみがあろうがなかろうが関係ない。ぬいぐるみを持たない大人のわたしに、そういえば女友達が一言言った。

 「あなたの部屋にはぬくもりがない」と。

 ああ、今頃になってそのセリフが何か、深く感じる【苦笑】

 わたしが高校生の頃に幼児さんたちと同じ部屋だった。まともな絵本がない【絵本が壊れきっているので】し、まともなぬいぐるみがない。みな、誰もがぬいぐるみに愛着を示してはいなかった。

 その代わり、口の周りを舐める癖が止まらない子がいた。「なめかん」と保母は言っていた。その為、下唇の下がガビガビになり赤く痛々しかった。又、他の子は自分の舌で鼻をなめ続けた長い舌なので褒められていたけど、その子は鼻を舐める事が夢中で止まらなかった。やがてその子の鼻はいつも汚れて真っ黒になった・・・。

 保母は

 「臭いからやめなさい」と言っていた。

 他の子たちも、いつも自分の唾液と匂いとぬくもりに、自分だけの何かを込めようとしていたけれど、それを、けして施設での共有のぬいぐるみを求める事で叶えようとはしなかった。子ども達は幼いながらに自分だけの、自分独自の五感を必死にを求めていたのではないかと思う。

 わたしは真夜中に殺風景な感じの幼児の部屋に入ると、妙に何か安心した。ほんとうは誰にも誰もいない事を悲しいと思わなくてはいけなかったのだろうか。なめかんで赤くなった下あごとか、真っ黒な鼻とか、指をくわえすぎてチュパチュパしている子とか【その子はみそっぱ】が、みな、好き勝手な方向へ向いて寝ているのを見て・・・わたしは何故か納得していた。

 でももし、自分だけのぬいぐるみを欲しがる子が、あの時幼児さんの中にいたら、わたしはどうしただろう。わたしはきっと、その子の求める姿に怒りを覚えたのではないかと思う。その小さな子の求めをわたしはきっと、はたき落としたと思う。自分はそういう性格だ。

neko

 わたしは、幼児さんが大事にされて大事にはぐくまれる環境をあの頃求めるべきだったし、怒るべきだったのに・・・幼児さんになにが必要なのかなんて全く判らなかった。あの頃は、子どもは自分で生き延びるべきだと思っていた・・・。

 そんな事もあり、今の考えに繋がっているように思う。あの頃の子たちにはわたしには考える力がなくて、問題が全く見えなかったし、わたしは子どもが怖かった。

 今わたしが出来ることは、とことん無愛着の実態を語ることだと思う・・・。
 

|  養護施設にいる間の問題 | 10時11分 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

レイさん、早速「ぬいぐるみにまつわる雑感」書いてくださって、ありがとうございました。

物への愛着の前には、固定された人とのエピソードが必要・・・その通りですね。
施設の中では経験できないことですね。やはり、自分だけを継続して見つめてくれる、たった一人の人をもてる里親家庭こそが、子どもが育つ環境だと思います。

レイさんのブログは、温もりが一杯ですよ!
自分は里親家庭をもてなかったけど、その怒りを未来の子ども達への道を拓いていくエネルギーに変えて、発信してくれているのですから・・・
これからも応援しています。

どうか無理をされずに・・・

| ニッピー | 2008/05/03 15:14 | URL |

初めまして

 おちゃさん、初めまして。お読みくださりありがとうございます。sidoさんのHP経由だとは、少しうれしいです。

 と同時に、そのような悲しみや怒りを感じてくれる人が居なかった、子供たちになんとも言えない悲しみを覚えます。

 自分の感覚を振り返っても、幼児さんたち自身は悲しみと怒りを自らは感じていないので【誰もいない事に気付かないから】そのように【無感覚な感じで】振る舞い、なおさら、【大人の目には】問題なしという事で結果的な放置になっていたのだと思います。

 子どもにはたった一人の大人が必要ですね。特に乳児院から養護施設へ措置が決まる子たちの事、誰も求めず誰からも求められた事のない乳児・幼児がこの世にいるという現実を語っていければと思います。
 
 これからもよろしくおねがいします。よいGWをお過ごし下さいませ。


 

| Lei@おちゃさん | 2008/05/03 07:29 | URL | ≫ EDIT

ありがとう。

 コメントをありがとうございます。虐待で措置されてきた子は職員の目が幾らかは【それも足りないのですが】届いていたように感じます。【監視という感じも判ります】

 養護施設にずっといた子はCheeseさんのおっしゃるように自分自身の身体をしつように刺激したり、舐めたり、噛んだり・・・それを放置されているのが普通だったように思います。

 だから乳児院・施設しか知らない子は泣かない子ばかりでした・・・。泣かないけれど身体をどこか刻み続けてるみたいでした。

 わたしも、空恐ろしいという感覚を書く事で作り上げていきたいと思います。今は、ふと自分が無自覚に書いた後をトレース【読んで】自分でビックリする日々が続いています。

 いつもありがとうございます、安らかな休日となりますように。
 

| Lei@Cheeseさん | 2008/05/03 07:21 | URL | ≫ EDIT

やりきれないですね。

はじめまして、おちゃと言います。
昨年、SIDOさんの里親のHPからこちらにたどり着きました。
以来欠かさず読んでます。
ブログにコメントするのは、初めてなので、失礼があるかもしれませんがご了承ください。
私は1歳8ヶ月の子供がいる母親です。
幼児さんの話を読むと、つい自分の子供に置き換えてしまいます。
自分の子供が同じような思いをしていたらと思うと、悲しみと激しい憤りを感じます。
と同時に、そのような悲しみや怒りを感じてくれる人が居なかった、子供たちになんとも言えない悲しみを覚えます。
一人の子供に対して少なくとも一人の味方は欲しいと切に願います。




| おちゃ | 2008/05/03 04:37 | URL |

Leiさん、こんばんは。

施設で一緒になった小さな子どもが服の胸のところをしゃぶり続けて、毎日のように穴を開けていたことを思い出しまして、くらくらしました。
とても良い記事だと思いました。

私のいた施設は子どもたちの個々の措置理由を、なぜか皆が知っていました。なので、家庭から虐待等の理由で措置された子どもが、日を追うごとに口の周りを、ゆびや、服を舐める習慣が収まっていく一方で、施設暮らしの長い子がささくれをむしりまくる習慣や、爪を噛む習慣をやめられないでいる傾向を感じていました。

そして、家庭から、虐待等の理由で来た子どもたちだけが、その自分を舐めたりかじったりする習慣を、保母にモニターされていたような、そんな気がします。

施設しか知らないことは、不幸なことを通り越して、空恐ろしいことなのかもしれない、と、自分の体験を通して、思います。

| Cheese | 2008/05/02 21:34 | URL | ≫ EDIT














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