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時間と価値:子ども一人当たり職員と会話できる平均時間

SOULFAMILY-project.・別館

送信者 Mariaのストリート通信


 自己関連記事: 施設の中の無愛着児童は「後追い」しない

 保母の時間外労働とその責めを負う子ども

 施設でA子という子が保母に愛着を持ち、職員から「お前は○○姉さんの給料を支払えるのか!」と責められた事で、今でも彼女は自分のために相手に時間を使わせる事が出来ないと言っていた。彼女は乳児院から養護施設で全部育った。そして愛着相手を探したのに叱責された。

 彼女は叫び返したそうだ。
 
 「あたしのお小遣いを全部使って良いから、それで払えるならいくらでも払います!」って。その話を聞いた当時、わたしは彼女の話に何も感じなかった・・・。何をこだわってるのか判らなかった。
 
 施設の子ども達にとって希少な大人資源だし、さらに子どもと関わる職員の時間は労働である。労働時間外に子どもが保母に愛着を持つとA子のように叱責される・・・それが施設という世界。

 わたしは彼女がせっかく語ってくれた「彼女の傷つき」をその当時、理解できなかった。わたしもまた、誰もいない世界を当たり前として生きていたから、彼女の愛着へのコダワリが全く理解できなかった。

 時間的価値とあらたな認識

 その感覚が身に付いているので、わたしはソウルメイトからたしなめられる。わたしは人と話す為の体内時計が3分以内なので、3分過ぎるとソワソワ電話を切ろうとするのだ。

 たぶん彼らは、わたしの施設仕込みの「1人あたりの持ち時間の感覚」を直そうとしてくれてるのだと思う。わたしにとって、相手の時間を奪うような気分が嫌なのだと気付いた。A子と同じ施設で育ったのだから、こういう感覚になるのも当然といえば当然。
 
  そして結婚して家庭を築くという事についても、・・・まだ家庭に住んでいる事についての現実感が無い。どこか浮ついた夢の中のような感じ、家庭に住む事が非日常だという感じ。この感覚はあまりに根強く、いっその事、生まれ直したいほどだ。

 意識化させない無愛着の環境

 現時点でのわたしは、1人の大人がじっくりと1人の子どもの育ちの側にいる事を【子ども達が実感として味わえるために】固定された大人との出会いを保障してほしいと思い、書いている。

 子どもに関わる労働時間=金銭的価値・報酬を求めるのなら、施設的関わり方じゃなく里親とのじっくりとした関わりを求めたい。わたし個人としては里親という労働報酬があっても良い、もし、たった一人の大人になってくれる人がいるならと、思ってる。【個人的意見】

 
送信者 Mariaのストリート通信


 施設の子たちは、自分は大人の貴重な時間を奪うに値する存在なのか?と常に問われるような感覚が抜けない。そして他の子が抜け駆けをしないように、互いにけん制する。

 でもそれは本当は、子ども達の感覚は間違っている。誰もたった1人の固定された大人を得られない環境下で生きている事こそを問題視したい。

 1人の大人の時間を奪ってはならない感覚を子ども達に持たせる乳児院・養護施設の世界観で生きると、無愛着や愛着障害を症状として捉えるチャンスも持てず、施設を出ると「単に変わり者」でおしまいになってしまう。

 施設だけの世界しか知らなければ、家庭ならば通常である愛着行為や発達心理が問題行動であるかのように植えつけられる。

 そのような世界で育った子が大人になり、子どもの愛着を受け止められる大人になれるかどうか、考えていきたい。とことん考えるべきだと思っている。

 「自分の為に時間を作る大人がいるのが確保されているのが前提」で、「その質やら、付き合い方やらは次の課題」だ。

 まずは誰か1人、固定された相手がいる事を当然としてほしい。相手が居なきゃ期待もしないし裏切られる事もない、よってPTSDにもなり様がないというのが自論。

 どうか固定された育ての親を子ども達に与えてほしい。裏切られて傷つき感を持てるほどの相手に・・・傷つく事を体験した事のない子ども達の為に。

 ★時々親記事を修正しました。
 文章が落ち着くまで少し掛かるようです、わたしの記事の書き方の特徴として。

|  このブログについて | 14時52分 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

Leiさん、こんばんは。
積極的に質問をしたのではなく、口をついて出てきた言葉のテキスト版じゃないかな?

そうですね。
おっしゃるとおり、口をついて出てきたような
言葉ではありましたが、コメントを書いたあと、
私は施設出身者に対し、「保母」の「気持ち」
に関する話題を無意識にふったことに気付きました。

なぜなら、「保母」とは「若くてやさしい、保育園
(あるいは幼稚園の。この辺は法令上の住み分けは
別にして情緒的に)のセンセイ」という感覚を持つ
マジョリティにまぎれて暮らしているため、
いっぺんとおりの対応をそつなくこなす保母さんの
冷たい側面についてしか語れない私は、同じ感覚を
保有していそうな人にしか、私の知る「保母」に
ついては無意識状態で話をふることができないからです。
私は、あなた様を選んで、話をふりました。
そして、答えをうっすらと予測していたような気がする。
それに気付いて、ぞっとしました。

施設の子どもたちはパワーゲームに明け暮れて育ち、
施設を出たあとも、同じようにパワーゲームの文脈を
知る元・子どもたちに対してパワーゲームを仕掛け
ていました。
それが私の知る元・施設っ子のサバイバルのひとつでした。
そのパワーゲームは、最新の記事のように「支配・被支配」
の構図を再構築する試みもありましたが、自分の
なかに疑問だけが残る傷を、他の子に与え、反応を
確認するために行われるようなものもありました。

他の子を使って、何かを確かめる行為。
私のコメントもまた、その範疇に入るのだと思います。

私の中にも、未だに、小さなころの習慣が残っていると
思いました。

あなた様を傷つけたりしないですんだなら
良かったと思います。
こんなつぎはぎだらけの私ですが、
あの世界を、あの価値観を押し付けられながらも
まっすぐに生き延びた、あなた様や、mariaさんのような
方がいることがとてもうれしく、
心からうれしく思うのです。

長くなりました。
それでは。

| Cheese | 2008/06/25 22:37 | URL | ≫ EDIT

辞めていく大人たち

 おはようございますCheeseさん。

 妙な質問に、丁寧にお答えいただいて、ありがとうございました。そのことに対し、少し申し訳なさも感じます。

 いえいえそれは絶対に大丈夫、どうぞ気にしないで下さい。児童養護施設にしか居られなかった事の余波を今も受けながら生きていることを、わたしも整理を進めて行きたいと思っています。それに、今回のワードに、わたしが【勝手】に答えたのですから、申し訳なく思わなくていて下さいね、ご心配をありがとう。

 それにレスとしてうまく答えられなかったり、まとまらなかったりしたら、レスの中で「今はうまく答えられません」とお伝えしたり、又は「親記事にて反映したり」しますから、どうぞ安心してくださいませね。思った事をレスして下さい。

 個人的には、辞める直前の保母の気配を覚えています。
疲れたような。けれど、彼ら、あるいは彼女らは、
辞めれば施設を出て行ける。私と違って。


 わたしも今日、その事を考えていたのです。長く勤めている保母は、長く施設に居て欲しいとは思えない保母でしたが、辞めていく保母は少し人間らしい?面もあったように思います。又は何か抱え込んでしまったように見える時もありました。

 ただ、人間らしい面がある保母は、養護施設の子どもの育ちの環境に身を置き続ける事ができず、施設を去っていくのです。

 ・・・職員は辞めればいいんですものね。一体どのくらいの人間が消えていったか。と思います。自分に色んな人の手垢が付いていながら、誰も居ない感じが漠然とありました。
 
 どうぞ整理は無理をなさらないで体調などにも気を付けて下さいませね。今を生き延びられますように・・・。
 
 追記

 あ・・・Cheeseさんは積極的に質問をしたのではなく、口をついて出てきた言葉のテキスト版じゃないかな?と思います。
 
 わたしは、あなたの問わず語りに惹かれます。だからどうぞ、その点については心配しないで・・・。

 

| Lei@気にしないでねCheeseさん | 2008/06/23 04:55 | URL | ≫ EDIT

Leiさん、こんにちは。
答えてくださってありがとうございました。

コメントを書いたあと、ヘンな脂汗が止まりませんでした。
ああ、これは自分と同じように施設を出た人に聞くべき事じゃない、保母なり、職員なりに聞くべきことだな、と。

妙な質問に、丁寧にお答えいただいて、ありがとうございました。そのことに対し、少し申し訳なさも感じます。

個人的には、辞める直前の保母の気配を覚えています。
疲れたような。けれど、彼ら、あるいは彼女らは、
辞めれば施設を出て行ける。私と違って。

それでは。

| Cheese | 2008/06/22 16:29 | URL | ≫ EDIT

とにかく目立たないこと

 Maria、そうですね。

 学校のテストで満点を取っても、職員には報告しない。下手にほめられたら、それも他の子の前でほめられたら、報復が恐いわ。

 大人を独占する。それは、養護施設ではやってはいけないことであり、必ず、他の子の羨望の的になるのね。


 何よりもうっかり良い点をとったりすればどうなるか判らない。だから賞をとっても良い点をとっても処分に困ってばかりいた気がする。ゴミ箱に捨てるレベルじゃだめだった。ちゃんと焼却しなきゃな。
 
 施設では勉強嫌いの子が多くて、そのような子から目を付けられてら何をされるか判らない。生き延びたかったら、何も残さない。

 夫の生家へ行ったとき、家庭の子は良い点を取ると額に飾られるという事を知った。
 
 養護施設の子は報復されない為に、おろかな態度やノリで、その場をやり過ごすしかなかった。でもそんな事を子ども時代にやるものだから、ほんとうに学ぶ時期を逸して中学で出て行く子もいた。

 養護施設では勉強も安定した環境で出来ない。勉強一つでも非常に警戒しながらだった。
 
 それにしても、書いてるだけでドッと疲れた。

 

| Lei@身の守り方 | 2008/06/22 09:34 | URL | ≫ EDIT

2人の職員

 こんばんはCheeseさん、コメントをありがとうございます。

 家庭育ちの感性と職員としての規範は別物なのかしら?
 
 この話に出てくる2人の職員、A子が愛着を持ってしまった保母と、叱り飛ばした男性職員は、共に家庭で育った大人でした。

 しかし保母は、この事が影響していたのか判りませんが、やがて施設をやめてしまったそうです。おそらく子どもの愛着やら規範やらの整理が出来なくなったような気がします。

 時々急にやめる職員や保母がいたようですが、どうしても仕事を続けられないような心理的な重たさを露呈しているように見えました。

 A子は愛着を持った保母が施設を辞めた事で、捨てられた【傷つき感】気持ちになったと、当時の気持ちを振り返り語っていました。

 一方わたしは、この保母の行動が規範に基づいていないという事で、内面に反感を持って聞いていました。そして愛着を貫こうとしたA子に対しても・・・。

 この話は、同じ施設を出た園生としてのわたし個人の気持ちにも、複雑な影を投げかけました。同じ時期に、わたしもA子も施設にいたのですが、わたし自身はそのような思いを誰かに持つ事じたい、想像も出来なかったのです・・・。だから彼女の事を、みんなを裏切っていたのかと感じてしまっていました。

 わたしは、規範的な男性職員の態度を当たり前と思い、保母の逸脱したような行動を責める内面があり、A子の傷の告白について、理解する事を拒んでいました。

 わたしはこの2人の職員とは別に、勤務の長い保母が「いちいち考えていたら働いていられない」と言っていた言葉が、何となくその通りなのだと感じられました。

 直接のレスへのお返しにならず、ごめんなさい。その上長くなりました。わたしはまだまだ整理が足りなくて、文章が膨大になります【汗】

 最後まで読んでくれてありがとう。

 ★そうそう、ハインラインの夏への扉、施設の図書室にありました。なつかしい題名ですね、Mariaの写真を褒めて下さりありがとう。うれしいです。v-485

 

| Lei@こんばんはCheeseさん | 2008/06/21 23:18 | URL | ≫ EDIT

Leiさん、こんにちは。一番上の猫の写真、とても素敵です。
「夏への扉」という定番中の定番のSF小説があるのですが、そのカバーにしたいくらい。素敵。

私のいた施設の子どもは、私も含めて、職員に自発的にコンタクトを取るとき、やはり報告や連絡といった事務的なスタンスを取っていたように思います。

施設を出てから、子どもが自分の養育者にはなしかける、取りとめのない、波の音のような話し声を、びっくりしたり、たしなめたくなったりする気持ちになったことがありますが、そのとりとめのなさの方が普通なんでしょうね。

家庭育ちの職員たちは、その、A子さんの叫びを、どんな思いで聞いていたのかな、と思う。
家庭育ちの感性と職員としての規範は別物なのかしら?

コメントのほうが取りとめがなくなってしまいました。
長々と申し訳ありませんでした。それでは。

| Cheese | 2008/06/21 15:48 | URL | ≫ EDIT

職員を独占することへの他の子の目線も…

 Leiちゃん、

 職員と必要以上に長く話していると、「てめー、なにブリッコしているんだよ」と、上級生から必ずヤキが入るの。

 お互いに何も持たないから均衡が保たれている世界では、職員と話す時間でさえ、牽制し合うの。

 だから、あたしも、必要なことを要点だけ話すクセが身に付いたわ。いえ、それすら話さないこともある。
 学校のテストで満点を取っても、職員には報告しない。下手にほめられたら、それも他の子の前でほめられたら、報復が恐いわ。

 大人を独占する。それは、養護施設ではやってはいけないことであり、必ず、他の子の羨望の的になるのね。

| Maria | 2008/06/21 15:13 | URL | ≫ EDIT














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