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読書感想文:「愛されたい」を拒絶されるこどもたち

読書感想文

 関連記事:これから読む本 

 ストーリー仕立ての読みやすい本

 家庭で虐待をされた乳児の為の、乳児院版グループホームともいうべき「ペンギンハウス」の保育士たちと2才半までの乳児達の様子をえがいたものや、家庭で重篤なネグレクトにあっていた女の子の母親も乳児院から3才で施設に入れられていたというものや、いずれもストーリー仕立てなだけに、内容がストレートで判りやすかった。

 でもやはりそこは無愛着者の自分には理解しづらい文面もけっこうあった。母親に焦点を当てれば乳児院から養護施設へ措置された典型的な家庭を知らない施設全部育ちだ。これは家庭の虐待問題でもあるが、同時に乳児院と養護施設で育った大人の抱えている重篤な問題だと思う。家庭虐待と連呼していると見えなくなるものが・・・。

 愛着の基礎って・・・?

 さらに、本編に出てくる女の子が入院生活を経て養護施設へ措置されてゆく事を語ったページでは、わたしの読解力が足りないのか、現場の職員のコトバが心に入ってこなかった。
 
 


 本文p117からの引用文

 職員同士の会話の内容~

 「愛着関係を作る、ということは、人と人との関係が一時的なことでなくなる、ということなのです。得られる筈だった育ちの分だけあすなろ学園(虐待された子どもの精神医療の施設)で丁寧に育てて、しっかり愛着体験をさせて基礎を作り、そのうえで児童養護施設などに送り出したときには、決して見捨てられたことにはなりません。

 それは新しい人間関係の始まりになるのだと考えていきましょう。」

 

 この場面は、治療施設から養護施設へ行かせる事が、せっかく愛着を作った女の子にとっては問題でないかと悩む職員に対して、もう1人の先輩職員が上記のように諭している。

 でも・・・この期間限定の人間関係のどこが一時的でないし、愛着関係を作る事に繋がるのか、よく判らない。治療施設で一定期間【丁寧に?】愛着を作って施設送りになる事は「けして見捨てられたことになりません」という話の展開もよく判らない。それは新しい人間関係の始まり・・・に至っては読んでる自分が混乱してしまいそう。
 
 出会いと別れの繰り返しと愛着の基礎固めが、ごっっちゃになりそうな自分の頭。
 
 う~ん。

 ただこの本に出てくる小さな子ども達は親から虐待を受けていたので捨てられた体験を持っていない。だから、親の記憶もろくに持たない無愛着児とは違うのだろうか・・・。

 だから、一定期間自分に向き合ってくれる職員(大人)が居れば虐待されていても実親への愛着の基礎はもともとあるので、見捨てられたことにならないと言ってるのだろう、と、読者の自分は推測するしかなかった。

 虐待された子ども達にとり、その重要度が増している治療施設がどのような役割を持っているか、又、児童相談所の分野と治療機関がタッグを組み、親子の再統合などの課題を経て、最終的にどのように、親子が社会的にも自立していけるようにすべきかなど、重要な話が展開されていて興味深く読めた・・・。

 しかし、この本の筆者は



p218 引用文

 現代になってようやくその必要性が議論されるようになった児童養護施設出身の子どもたちへのアフターケアについて、1954年にいち早くケア施設「青雲寮」を完成させている。

 赤ちゃんから自立する年齢まで、一貫した一ヶ所の施設での生活は、子どもにとって心のふるさとを作る大事な環境で、1967年には乳児院を開設して児童養護施設との連続性を作った。



 と書いているのが気になった。

 施設出身者のケアと言いながら、その内容は施設に子ども時代の全てを閉じ込められる事をよしとしている印象がある・・・。

 上記の方で出てきた重篤なネグレクトをした母親は乳児院から児童養護施設で育てられた施設出身者なのに、全ての子ども時代を施設だけで育つ事の大きな問題に着目していないように見えた。
 
 最近話題にしている愛知の方でも施設の一貫養育の話が持ち上がっているが、この本を読む限りでは、すでに実践しているところがあった。考えてみれば法人母体が同じなら乳児院と養護施設が同じ敷地に併設されていてもおかしくはなかった。

 この施設一貫養育という問題は、今に始まった問題じゃなかったのだと実感した。

|  興味の対象 | 18時18分 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

今日本を持っていく

 Maria、リンクは合ってるよ。何だか昨日は眠れなかった・・・。この乳児院~児童養護施設で育った母親はせっかくこの人の抱える問題に焦点が当たるチャンスだったのに、家庭虐待に関心が強い人が執筆した為に、この人の抱える問題はよそへ追いやられてしまった気がする。

 まあ、施設で全部育つ事に関心が強い自分は、この人の問題が浮き出て見えて仕方なかったんだけど。
 
 ネグレクトした幼い娘と家族統合なんて・・・。この娘には里親家庭が絶対に必要だったし、母親も当然里親家庭へ行って欲しかった。

| Lei@おはよう | 2008/08/19 07:28 | URL | ≫ EDIT

信じられない内容ね…

Leiちゃん、なんだか信じられない内容の本ね。

 この椎名篤子って作者は、「凍り付いた瞳」で有名になった人よね。
 原作もコミックも、一通り読んだけど、ま、家庭内虐待に特化した本だと思ったし、あまり関心はなかったわ。

 本を読んでみないと誰の言葉か判らないから即断を避けるけど、愛着のなんたるかを知らない人の言葉だと思ったわ。
 
 それから、記事の施設を検索してみたけど、これかしら?
 
 あまりにも腹立たしい本だから、じっくり読んで異議申立をしなくては。あした、本を貸してね。
 
三重県立小児(こども)心療センター あすなろ学園
http://www.pref.mie.jp/ASUNARO/HP/

神戸少年の家
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2006/00134/mokuji.htm

| Maria | 2008/08/18 23:23 | URL | ≫ EDIT














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