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気になる本のCLIP08:親族ネットワークを持たない子ども達の行く末を憂う

気になる本のCLIP08

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読書感想文:「愛されたい」を拒絶されるこどもたち
 BOOKS 愛されたいを拒絶される子どもたち

 オール・長期入所施設育ちの子育て環境


「愛されたい」を拒絶される子どもたち―虐待ケアへの挑戦「愛されたい」を拒絶される子どもたち―虐待ケアへの挑戦
(2007/07)
椎名 篤子

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 乳児院~児童養護施設で全部育った女性が兄妹の妹の方に重篤なネグレクトをしていた。妹を助ける為に親族の家へ救いを求めた兄。しかし保護対象ではなかった兄の事はあまり語られていない。しかしMariaとも語り合ったけれど、彼もまともに育てられていたとは思えない。

 保護され入院し、その後を追跡されている妹と違い、兄の事には触れられていない。そして2人の子どもの母である彼女の育ちの問題についても語られていない。

 彼女は結婚し家庭を得たが夫を事故で失った事により2人の子どもを抱えて一人生きて行かねばならないという背景があった。

 このネグレクトの背景には、施設育ちの家庭を知らない女性がいきなり夫を亡くし、今まで子育てや家庭の事をアドバイスしてくれた情報源や大黒柱を一気に失い、彼女はふたたび一人になった事から発生しているのだと思う。




 結婚した相手の親族ネットワーク

 結婚した事で自分にも家族が出来たと思った女性。わたしも結婚した時に同様の思いを持たねばいけないと格闘した事があったので、彼女のその気持ちは切なくも理解できる。

 しかし現実は彼女は救いを求められない状況だった、夫を喪った後は全てのつながりが遮断されたと感じたのではないかと思う・・・。
 
 しかしこの女性の息子はネグレクトされている妹を助けるために親戚に救いを求めた。彼は自分がそのネットワークに繋がっている事を知っていたのだと思う。しかし母であるこの女性は夫の親族に救いを求めるという発想自体なかったものと想像している。

 「結婚家庭」はあくまで大人である自分が即戦力として家庭力を求められている事を示し、けして家庭を知らない自分の穴を埋める場ではない。夫との離縁や夫の死などによってすぐに失われるネットワークなのだ。その親族ネットワークは自分と夫の間に生まれた子どもに繋がっていても、施設を出た自分に繋がっているわけではない。
 
 世間の人は「これで家族ができたね」と言うが、わたしは実際に結婚生活をここまでやってきて、結婚しても自分が天涯孤独である事には変わりないという現実を今では知っている。

 里親の親族ネットワークに入ること
 
 この女性がもし里親家庭で育っていれば、里親との絆と里親の親族のネットワーク下に入る事ができたのにとMariaと話し合った。里親の親類と顔を合わせる事もあるだろう里子たちは、少なくともこの世で誰からも見つけてもらえなかった子どもではなくなる。明日急に死んだら、急に行方不明になったら探してもらえる、あるいは心配してもらえるこの世に認知された存在になれる。

 この女性のような、誰もわたしの事を知らない、という境地に陥らせたりはしないだろう。少なくともわたしが出会った里親さんたちは、子どもを孤独にはしない。

 だからわたしはもっとこのオール施設育ちの女性の事を掘り下げて欲しかったのだと思う。この本で取り上げられながらも、本のメインが「子どもの家庭内虐待」だった為、母親がオール施設育ちである事の問題は脇へ追いやられていたし、妹を助けた兄の方もどのようになったのか、ケアを受けられたのか一切書いてなかった。

 見つからない傷と亡霊感覚

 乳児院・養護施設で育ったオール施設育ち、又、物心ついたら施設にいた10年以上の長期入所者に必要なネットワークを持てず、天涯孤独なままにしておく事を、社会的なネグレクト状態にあると思っている。

 オール施設育ちはその現実も知らずに無自覚に生きている。この世に居ながらにして居ないもののような子ども達。傷を受けていないとされ、オール施設で育った事のケアや治療も受けられない・・・このままで良いはずがない。
 
 わたしは昔、ある人から「施設だけで育った事のケアとトリートメントは受けましたか?」と訊かれた事がある。その時は、わたしは彼女の言葉に怒りを覚えた。わたしには誰も居ないけど、それを嘆いたりいじけたりせずに生きてきたと・・・。一人で生きてきたそのツケを将来自分の子どもへ負わせるリスクを少しも考えずにいた。

| 気になる本のCLIP08 | 06時20分 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

 Maria、わたしは保母をからかうコトバが「オバサン」なのだと思ったの・・・。だから女性を指して「おばさん」と言ったら血を見ると思ってた。
 
 今でもさ・・・言いにくいよ。

 親戚のおばさんとか、生まれて一度も会った事無い。だから、保母が怒る言い方がオバサンだと思ってた・・・。他の男の子とかが意地悪く言うのを見てて、きっとオバサンを、そう思ったんだと。
 
 だからカタカナなんだ、わたしの中では。

| Lei@保母が怒るコトバかと・・・ | 2008/08/21 09:07 | URL | ≫ EDIT

親だけじゃなく、親戚も不明なの

 以前、sidoさんに聞いた話では、夏休みに、奥さんの実家に子どもたち2人で新幹線に乗せて帰省するなんてあったの。

 子どもたちのちょっとした夏休みの冒険。

 と思っていたけど、親戚ネットワークに小さい頃から触れさせているということなのね。

 養護施設では、子どもは施設の中で施設職員だけが関わっているけど、里親家庭では、里親だけではなく里親家庭の親戚ネットワークも関わって子どもを育てているのね。

 あたし、「おじさん」「おばさん」という言葉は、単に大人の呼称だと思っていた。

 でも、「叔父さん」「伯父さん」「叔母さん」「伯母さん」という意味もあるのを、最近知ったの。

 あたしは、親だけではない、親戚も、どこにいるか判らない。そもそも、「親戚ってなに?」の世界にいたから…

 同居している彼は、親の話だけではない、親戚と称する様々な大人の話をする。あたしは、それをどこかの世界の話として、不思議な気持ちで聞くの。

| Maria | 2008/08/21 07:41 | URL | ≫ EDIT














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