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環境:「殴る事に理由は無い」が「殴らない事」には説明を求める風潮

養護施設を出てからの問題

 ここが戦場なら

送信者 Maria's STREET PHOTOGRAPH


 「ここは平和だから相手をボコしても暴力だ虐待だなんて言われるんだよ。ここが戦場だったらいちいち言われないよな」と、卒園生のKがうそぶいていた。それを聞いて保母が「あんた又何かやってんじゃないでしょうね」とからかうように言う。

 元上級生が言う「ここ」とは一般社会のこと。最低限、一人の子どもが周囲の子どもたちに暴力を向けたら補導されて施設送りになる場所のこと。大人になった卒園生は暴力を振るえば刑務所に行く事になる、そんな場所を一般社会という。

 最低でも野放しの暴力を許してはいない世界で生きている。一般社会の中で生きている、それが養護施設男子の本音だろう。



 施設男子の暴力を「やんちゃ」という

 彼は施設でいわゆる「やんちゃ」をやったと周囲の施設職員がおだやかそうな微笑を浮かべて説明している。

 卒園生の集まるイベント会場のあちらこちらで、顔も知らない元児童たちの「やんちゃ話」を武勇伝のようにまくし立てる大声が聞こえる。わたしの耳は全志向性のアンテナなので、嫌でも聞いてしまうし、嫌でも聞こえてしまう。耳栓を持ってくればよかった。

 上級生の語る、いわゆる「やんちゃ話」や「武勇伝」はその力を振るわれた下級生にとっては傷を掘り返す事にもなってしまう。だから卒園生のイベントに現れるのは、力の強い元児童たちが多い。被害を受けた子たちはそもそも、施設を退所した後行方知れずになっている。

 一般社会で受け入れられない彼らの暴力性を児童養護施設なら受け止めてくれると感じている施設男子は、よく施設イベントの会場に顔を出す事にも気付いた。

 彼らには殴る側の理由はなかった。ただ、通路に幼児さんが座っていたので「邪魔だからちょっと足で排除しただけ」だと言う。それがどうして「小さい子を蹴っ飛ばした」と言われなきゃならない?と彼らは逆ギレしていた。

 戦いの感覚に任せない

 一般社会に受け入れられない暴力性の開放を児童養護施設に求める施設男子たち。そんな施設男子の彼女になり、コントロールしようとする施設女子たち。そのどちらにも属さない者は生き延びるだけで精一杯だ。さらに弱い子を殴らない、暴力をしない、と決めた場合、更に生き延びる事は至難の業だ。施設を出ても精神病院に直行した子は、いわゆる人を殴れない子たちだった。

 Mariaの記事へのレスの1つに「私は非暴力です、私は暴力を振るいませんと言って、児童養護施設でそれが通じますか?」「相手の国が話が通じなくて攻めてきたら?」と【たしか】言っていた人がいた。まあ親記事に沿わないレスだったので議論する必要もないと思った。

 殴る事に理由を求めず、殴らない事を糾弾しようとうする心理を放置しておくと、過去は被害者であっても、現在のは加害者になってしまう。

 「わたしは暴力を振るいませんと言ったからといってボコされない訳がない」からという前提で暴力を語れば、暴力の連鎖は止まらない。チビの頃にやられたから大きくなって見返してやると男子たちは言っていた。

 その激した感情は、やがてその通りの結果を生む。だから言葉にする必要がある、わたしは暴力を振るいません、虐待をしません、その為に自分がどんな整理作業をしなきゃいけないか考えますと。

 施設では殴ってもいい場所という暗黙のお墨付き

 「ここが戦場なら殴っても~」と本音を言った元上級生は、養護施設を「殴ってもいい場所」とお墨付きを与えられている感覚を持っていたらしい。施設では殴ってもいいが、一般社会で殴ったら大変な事になると、彼は公言していたのだ。

 「養護施設で育ったわたしの感覚とはこのようなものである」と言うと、夫など一般家庭の出身者は「映画みたいで実感が無い」と言う。

 夫はわたしに対して「家庭に戦士はいらない、ごく普通の主婦がいてほしい」と言っていた事がある。そのあたりは最近過去の整理がすすみ、わたし自身、気配を消さないように努力したり、怪我をした時はなるべく大事にしたり・・・少しずつは主婦になっていると思う。

送信者 Maria's STREET PHOTOGRAPH


 戦場の感覚が抜けない元施設児童たちの現実的な試練と課題は、戦闘モードからの脱却なのだと思う。

|  養護施設を出てからの問題 | 06時24分 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

 ベトナム帰還兵が、突然銃を乱射して、市民を死亡させる事件がアメリカでは多発したというの。
 養護施設という場所も、施設を出た後にPTSDを発症する場所だと思うの。

微笑と虐待
~証言・アブグレイブ刑務所事件~(仮)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080914.html

| Maria | 2008/11/09 01:15 | URL | ≫ EDIT

戦場と言うか地獄ですね。

| aene | 2008/11/09 01:13 | URL | ≫ EDIT














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