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「家庭復帰組」という言葉を今更考える施設長期入所児童

養護施設にいる間の問題

★一気に整理したいので連日似たような記事を書いています。すみません。


やっぱり関係あり過去記事 
わたしはケーキのおばさんと絆作りたかった / たぶん、あのおばさんに里親になって欲しかった


 あなたは「復帰組」だからと・・・

 わたしと接点を持とうとしてくれたおばさんは、わたしが「家庭復帰組」なので会わせられないと施設側から聞かされていたと言っていた。おばさんはわたしの事を気にしつつも、わたしと母親の絆を邪魔してはいけないと思い、何も行動できなかったと・・・。



家庭に復帰できない復帰組って何?

 今更ながら・・・・

 施設には復帰のめども立たない、いわゆる復帰組の子が、子ども時代の全てを施設だけに収容されている。その子たちは、家庭で一度も育てられず、一度も固有の相手に出会えず、集団化したアイディンティティしか持たされていない。

 実は、おばさんは一番初めに「お母様はおげんき?」と言った。わたしは生物親の状況を知らなかったけれど、職員が見てるのを意識して「元気だと思いますよ」と答えた。我ながらテキトー。

 でも、いつも職員が見ている会談は窮屈で、職員がトイレに行った時、彼女はこっそりと「今度2人で会いましょう、あなたにお洋服をプレゼントしたいわ」「一緒に買い物に行きたいの」と言ってくれた。

 でもわたしはなぜか人目を気にして、おばさんの申し出を即座に断ってしまった。おばさんは残念そうな顔をしていた。一瞬だけ職員が座を外した時、追われるように短い会話を交わした時の話。

 ・・・これは一体なにが起きてたの?
 
 わたしは施設の子が施設の中で大きくカテゴライズされているとは知らなかった。生物学的親が生きているわたしは、施設から出られず、虐待を受けた子が数年で吐き出し切り施設を去っていく。

 わたしのような、長期入所児童は親がいるという理由でのみ、施設に縛り続けられていて、その縛りを、誰も乗り越える事ができなかった。

 施設へ捨てた生物学的親に物申す

 もし、わたしに里親家庭【週末、季節里親さん含む】という知識があったり、わたしにもう少し強い主張があれば何か言えたかもしれない。でも、わたしは捨てられている状態をそのまま、受け入れていたので、わたしの知らないところで、ひとりのおばさんが心を砕いていた事を知らなかった。

 わたしは「捨てられた事実」を越える「出会い」を果たしたかった。捨てられた事実を「生物学的親は泣く泣くあなたを施設に預けた」という言葉で誤魔化された事実の方が、捨てられた事実そのものよりも、ムカついた。わたしは単に固有の相手と出会いを果たしたかった。
 
 さらに言うなら、わたしは生物学的親が自分を捨てた事実に傷ついてはいない。時に人は産みたくない命を宿してしまい堕胎のタイミングを逃すこともある。
 
 ならば、生物学的親として出来る事は、その子の親権を捨ててほしい。その子を施設に捨て続けているのだから同じ事。もし、周囲の良識ある人々から「母性神話」に苦しめられて、子を捨てる事ができないなら、そんな事はないと言いたい。施設へ縛り付けないでほしい。

 子どもは、捨てられた事を乗り越える事ができる里親との出会いを果たしてほしい。わたしは家庭復帰組と言われて施設で全部育ったが、復帰した事など一度もない。たんに施設長期入所児童だったのだ。

 もう、捨てられた子ども達を養護施設の集団養育の場所から開放してほしい。親から育てられた事が一度もない子ども達には、たった一人の親など誰もいないのだ。その子を育ててこそ親なのだ。

 そのおばさんは、わたしと関わる関わり方を知らずにいた。里親登録も知らなかったようだ。そして施設職員は、里親の道を彼女に示さずにいたし、わたしに対しても「お前にはたった一人の生物親がいる」と言うばかりで、他の出会いの可能性から逸らし続けた。
 
 わたしは自分の言葉で、誰とも出会えなかった事を語り続けたい。


|  養護施設にいる間の問題 | 06時11分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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