PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --時--分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

刺激と言葉:生後固定された相手から言語を獲得出来なかった児童の問題2

養護施設にいる間の問題

 レシピを見ると泣きたくなる

 料理がすごく苦手だ。いや、嫌いだ。何故かというとレシピを読めば読むほど、何を言われてるか判らなくなるから。計量の部分は理解できるけれど、文章の部分を理解しようとする時、このレシピを書いた人の気持ちになろうとしすぎて、それが理解できずとても疲弊するのだ。

 なので書いた人の意図に添えなかった気がして、いつも料理は失敗してしまう。わたしは生まれて初めての料理がレシピ本を自分で読むところからスタートしている。たとえば母親を手伝って楽しみながら料理を学んだ経験を持った事が一度もない。

 レシピを見ていると楽しい人もいるようだが、わたしは小学生の頃の算数の問題集につまづいていた頃を思い出す。あの算数の独特の言い回しもわたしは少しも理解できず「結局わたしに何をやらせたいの?」と、問題集に一人で毒づいていた。
 
 何故だろうか、今も理由はわからないが、算数が大嫌いなのは文章が理解できないからだった。単純に数式だけの羅列ならば何とか理解できるが、そこへ文章題が加わると、急にダメダメになる。そこも又わたしの弱い学習能力として現れてしまった気がする。

 


 どこの国語力?

 この間ニュースで小耳に挟んだのだが「国語力を高めれば他の教科も成績が上がる旨」書いてあるのを読み、まるで自分の事のように感じた記憶がある。わたしはいつも出来るだけ細心の注意を払って日本語を理解しようとしているけれど、それはいつも成功するわけではないという事だ。

 問題集やレシピを見て、いつも泣きそうな気持ちになるのは、言葉が全く理解できない事なのだ。わたしは自分が乳幼児の頃に施設【乳児院】に居たのでない事は知っているが、少し違った文化圏の影響下にあったと想像している。

 二度目の施設から通った小学校の担任の教師から「あなたの言ってる事、判らないんですけど、判るように言って下さい」と言われて、わたしさえ判らない文章を他人にわからせる事は無理だと落ち込んでしまった。

 乳児の頃、母国語で話しかけられなかった不幸?

 二度目の施設での、よそよそしい日本語に対して、わたしはどう対峙すればよかったのか今も分からない。左利きも右利きへ直し、地方の方言も都会の言葉に変え、生まれた時に覚えそこなった言語のはずの日本語は、わたしにとっては心理的距離がありすぎる事に気付き・・・。宗教も違う事に今は気付き始めている・・・。何処へ軸足を置いたらいいか判らない。

 でも今思う事は「言語」も温もりを感じられなければ自分のものではないのだ。赤ちゃんに気まぐれに話しかける人々の言語は、必ず何処かの国の特徴的な話し方だ。その抑揚、調子、雰囲気、匂い、全てをパッキングして覚えてしまう赤ん坊にとっては、これから生きる国を母国としなければならない。

 わたしは違う言葉に違和感を覚え、他の里子さんは乳児院で一度も肌の刺激も固有の人からの話しかけも与えられず、生まれた事に気付かずに生きていたと思える。しかも言語のシャワーを浴びずに乳児院時代を過ごしたと思われるので、自己表現としての言葉の扱いが年齢的には非常に未熟なのではないかと想像している。


 夫はいつも母親から声を掛けられていた感覚を覚えていると言っていた。だから彼は頭が良くて学習能力も高く、地域では上位の成績を持っていた。彼は求められているものが何なのか判るそうだ。

 わたしは判らない。わたしにとって言語というものは全てよそよしかったと感じている。

 ヒント

 わたしは固有の相手が欲しかった。肌をさすられながら「私の赤ちゃん、ようこそ」と言ってもらいながら、この国、この世界へようこそと、迎えられたかったのだと思う。実親を求めているのではない、親になると決めてくれた人がいたなら、わたしは何処の国でもその国の感覚をパッケージして学ぼうとしたかも。

 でも本当なら、日本人は日本人が育てた方がいい、わたしは今はそう思う。

 ★・・・話がずれた?すみません。

|  養護施設にいる間の問題 | 12時07分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














http://escapeorgoodfight.blog85.fc2.com/tb.php/822-ae71217e

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。