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「路上に居た頃」に「私も路上にいる様なものだ」と心の内を語った人

メンタル整理

 ぎくしゃく

 その人は、何度も何度も通り過ぎるフリをしながら、何度も何度も通り掛かっていた。
 
 その大人は

 「おじさんも君のように路上にいるようなものだよ、だから君の気持ちが分かる」と言ってた。

 わたしは身なりのいいそのおじさんが、とても自分のように路上で物乞いしたりしているように見えなくて、固唾を呑んで次の言葉を待っていた。


 
 その大人はやがてラフに彼の生きている環境を語り始めた。

 小学生くらいの浮浪児に向かって、恍惚として何か自分の気持ちを吐き出していた。彼は「家庭で誰も彼の気持ちを分かる人がいなくて、良い生活をしていても空っぽで、周囲からはうらやましがられる生活をして、わたしと同じ位の小さな娘を有名私立小学校へ行かせる事に夢中な妻、彼自身は見捨てられていいる気分だ・・・」と、ほぼそんな事を言っていた。

 で?

 わたしは全部聞き終わったあと「で?」と言った。

 彼は一瞬、固まって、わたしを見た。

 「で?」と重ねて聞いた。わたしの内心では「だから何なの?」という事なのだ。

 しかし彼は話すだけ話すと、改めてわたしを見て、目が泳ぎ始めた。
 
 時には母のない子のように

 彼は気分だけ味わいたかったので、浮浪児にある程度語り終えたらすっきりしてしまったようなのだ。むしろ、何でこんな小汚い子どもの前で足を止めたのか、自分でも判らないという風な表情をして、公園から夢中で立ち去っていった。それも大慌てで。

 施設は気分と現実のスクランブル交差点

 わたしは今ならそのおじさんの胸中も把握できる。捨てられた気分の人が、一旦は捨てられたように感じる気持ちを何とかしたくて、児童養護施設の子へ向かうのも・・・。

 施設職員が虐待のトラウマを負った自覚もなしに、元孤児院の児童養護施設へ心が向かい、就職してしまうのも、今なら何となく把握できる気がする・・・。

 しかし彼らは養護施設でいざ働くと、遺棄児童や養育放棄児童などの、実際に親から見放されて捨てられた子どもは自分の心にシンクロしない事に気付いてゆく・・・、

 むしろ、まるで捨てられたかのように見える家庭虐待の子どもの傷の方が自分の心にシンクロしてしまうという事を、無自覚に感じてゆく・・・。そして彼らはやがて家庭虐待の子ども達に気持ちが強く惹かれてゆく、中にはそのような子をさらに虐待する職員も出てくる。★もちろん養育放棄児や育児放棄児も虐待されるのだが、それは少し自分の中でもう少し整理したい。

 家庭で被虐待児だった彼らは、本当に捨てられてしまった児童の事は理解できないが、捨てられたような気分になっている被虐待児の気持ちは理解できる気がする。

 行き着く先は孤児は居ないという意見

 だけど最後の最後は、施設が孤児院だとは思われたくないという本音が出てしまう。今は孤児は施設に居ないという事を世間に理解して欲しくなる。

 その為、養護施設を孤児の場所だと思われたくないのだというき持ちだけが残ったのではないかと思う。だから施設職員たちは、遺棄児童や乳児院の子ども達を里親家庭へ!という流れを作る事には全く興味が持てず、それよりもよりよい施設を目指して、被虐待児を家庭からどんどん受け入れる事に熱が入るのだと、わたし個人は解釈している。

 物心ついたら施設だった元児童としては、職員と、公園にいた頃に出会ったあの時のおじさんが重なる事がある。捨てられた気分と、現実に捨てられた事は等号ではない。路上にいる気分と路上にいる事は同じではない。

 だから、養護施設という場所で大人たちも自分の気分に操られていて、子どもの置かれている現実は後回し、吐き出したい大人の為に、親から捨てられた子が、捨てられたままで、施設にいる。

 いつまでも永遠の子どもでいたいかのような、未熟な大人のまま施設職員で居続ける。その為、現実の子ども達は、正しく扱われず、正しく必要な事をされないまま、大人数でプールされたままでいると、わたしは個人的に解釈している。

 だからわたしは大人としての視点を求める、自分の内に。

 

★ ぼんやり覚えてる出来事【施設外の頃】を書きましたが、想像の域を超えていません。一度目の施設で物心ついた後、知らないおばさん【生物学的親】が勝手に施設から連れ出し(理由のわからない強制引取り)その後、自力でそのおばさんのところを脱走し、その後しばらく公園で一人で生活していた。その後、児相へ行き二度目の施設入所となった【その頃を想像して把握】と想像している。その期間はおよそ一年未満と思われる。


 

| ├ メンタル整理 | 09時48分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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