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囲いの中の思考:自分の措置理由範囲内を超える思考の処理に困る

メンタル整理

 B子の困惑

 自分と同じ施設を出た子たちと少し話した会話が、時間を越えて今頃になってフッと気になる事がある。自分探しの旅は、その時には理解できなくても理解できないままパッケージングされているのかもしれない。

 B子という子がいた。その子は機能不全家庭から「環境上施設での養育を必要とした児童」という事で施設に来たと自分の事を言っていた。彼女は家庭内虐待を受けたのではないと言う。
 
 だけど彼女は、虐待されているわけではないので【と強く信じていたい?その代わり】施設でも、表現の自由を奪われていたようなところがあったという。

 たとえば、自分の事を汚れて【穢れて】いるような気がすると感じていて、ついそれを口にすると「まああなたは野山を駆け回って元気にしてたからけっこう汚かったと思うのよ」と言われて黙った・・・という。
 
 でも他の、虐待で入ってきた子は「自分を汚れている気がする」と言っただけで、その話を聞いた保母から「そんな事はないの、あなたは汚くないの」と抱っこされて慈しまれてる様子を偶然見てしまって、B子は、心がたまらなく苦しくなってしまったと言っていた。

 B子は、私は言うのが似つかわしくない、又は言ってもダメな表現があるんだと・・・その時思ったらしい。B子は援助交際も何もした事がないのに、性的には疲れきってたみたいだった。

 わたしはB子と同じように「環境上」の理由で施設に入所していたが、わたしは「こころちゃん」のように路上にいた事があるので本当に汚れてたと思うし、B子のように悩む事はなかった。


 穢れているという気分を言うに相応しくない措置理由?

 B子は自分に一番相応しい処遇を追い求めていた。B子は虐待された事のない子として施設にいて、その為、家庭から来た被虐待の子の受け皿みたいに感じてたらしい。
 
 今大人になった彼女は、それが積もり積もって、今は・・・彼女自身の内面で膨らみきって捨てきれない思念でいっぱいになってしまい、時々幽霊をみて、それと戦っているらしい。

 でも彼女は「施設で保護されたんでしょ」と責められるのが怖いので【そうやってつくづく責め立てられて疲れたらしい】誰にも何も言えずに本当に施設で保護されたんだろうか?と苦しんでいるらしい。

 そんな時は、全ての人とのホットラインを断ち切って、一人で荒波と灯台のあるうらぶれた島にいって、ひざを抱えて一人で静かに思いつめるんだって。

 わたしはB子の話をあまりきいてあげられなくて「ふ~ん」と言っておしまいだった。今、B子はどうなってるのか誰も知らない。

 ただ、児童養護施設では措置理由ごとに許される表現の自由度があったようだと彼女は言う。わたしはそんな事は関係なく、一人で必要な事をしていたけれど。

 ただB子は、表現の制約をものすごく受けている子だったんだなあ、そういう子は施設での喧騒の中では誰も知る事のない亡霊のような子かもしれない・・・。

 でも措置理由に相応しい表現って、一体何だろう。それは結局、被虐待の人たちの阿鼻叫喚の中で、そうでない措置理由の子は受け皿になり続けるしかないという事なのか?と思わされているだけではないか?
 
 B子が、検査をかいくぐって、問題なし とされた事をわたしの目にはとても喜んで受け入れているとは思えないが、表現の制約があるため、どうすることもできなかったんじゃないかと感じている。

 彼女に「他人の評価が何なの?」と聞いたら答えた。
 「ちがうの、聖書に手を置かされるから、わけが分からなくなるの。嘘か嘘でないかって問題でしょう?」と。

 どうやら彼女は、自分の言葉に嘘偽りがないか問われる時に、いちいち聖書に手を置かされるイメージが挿入されるので、それが本当の事か、その気持ちが生まれる理由が判らないと考え、大変苦しむらしい。
 
 記憶、B子は無いのかもしれない。

 ・・・施設には色んな子がいる。

| ├ メンタル整理 | 09時28分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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