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読書感想文:「わたしたち里親家族」を施設育ちの感覚で

本を読んだ




 読書感想文を書く時、本のどの箇所を引用文に選ぶのか、という点が、意外にも心理的に微妙で顕わな作業ではないかと感じる今日この頃。


 Mariaは自分でも本を読み感想文を書くというのに、何故かわたしにも同じ本の感想を書いて欲しい時があるようで・・・。

 最初の頃は、Mariaがちゃんと感想書いてるんだから「別にわたしは書かないでいいや」と思ってたが、最近は、2人のそれぞれの視点の違いが単純に面白くもあり、相手の捉え方に驚いたり感心したり、頷いたりという状況が続いている。

 ・・・さて、上記のように、同じ本を読んでも人毎に関心を持つ部分、読み方、感じ方が違うという事を踏まえて、【もちろんソウルメイトのMariaだから、お互いに同じ部分に関心を持ち、共感する事が多い】が、それでも、わたしはわたしなりの感想を書いている日々が続いている。


 
p112

 里母Sさんの体験談から引用

 里親になったとき、子ども好きが高じて保育士になった友だちから「私は子どもは大好きだけど、他人の子と家族にはなれない」と言われたことがあります。私は逆で、子どもは大好きだけど保育士になりたいとは思いません。昼間はどんなに保育士さんを慕っていた子も、夕方になれば「バイバイ」と言って、ママのところに帰っていきますよね?それってすごく寂しいことではないでしょうか。

 私は「子どもが最後に帰ってくる居場所になりたい」のです。

 
 
 感想

 保育士さんの言葉を読んで、とても分かりやすい表現だと思った。出身施設の保母は「子どもが大好き」と表現する一方で、施設の子ども達とは仕事以外の関わりはなかった。この里親さんの感覚の方がわたしには遠く果てなく感じるのだけど、保育士さんが子どもにとって最後に帰る居場所ではない無い事だけは確かだ。 


 p128

 里母Kさんの体験談から引用

 でも、今もときどき哲が長く施設で暮らしてきた子である事を感じるときはあります。たとえば、この前、わが家の猫が老衰で他界したときです。哲がいつも膝にのせたりしてかわいがっていた猫だったのに、涙も流さないので「悲しくないの?」と聞くと、「子どもの頃に悲しくていっぱい泣いたから、涙が出ない」と答えたのです。

 私は思わず「つらくない?」と聞いてしまいました。それに対して哲は「別に・・・」とつぶやいただけでした。


 感想

 数年前、この引用部分の里子の哲くんと全く似た反応をした為に、当時夫から「猫が死んだのに泣かないなんて冷たい人間だ」と言われた事がある。

 わたしは哲くんのように、何で泣けないか?の気持ちを問われた事がなかったが、膝に抱っこして一緒に寝ていた猫も死んだらモノだから処理しなくてはならないと思っていた。なんというか、わたしの場合は泣いても解決しない事を泣いても仕方ないと思ってるフシがあった。

 10才の哲くんと、いい大人の主婦の自分が偶然にも?同じような態度を取ったのは非常に興味深いし、子どもなら養育/専門里親の力量などにより、その子が身につけている問題を見つけてもらえるが、施設全部育ちが大人になり主婦になってしまうと、ただただ、周囲の人のバッシングが厳しいという事も知った。


 p200

 M学園・施設職員K氏

 私たち施設は同じ社会的養護の担い手として、養育家庭と補完しあえる役割があると思います。将来は学園にも地域養育のレスパイト機能が持てればいいだろうなと思っています。「学園では、いつでも身近に同年齢の友だちがいて遊びに困らない。施設に出来て家庭に出来ないことがあるのですね」

 研修生の感想は、施設への期待だと思います。

 

 感想

 学園では集団のトモダチを選べない事だけは確かだ。小さい子に虐待するリスクの高い児童養護施設という環境に置かれた子ども達と、世間で云うところの、ご近所の年齢の近いお友だち同士をごちゃ混ぜ&一緒くたに並べて論じないで欲しい。冷や汗が出る。

 さらに、施設の集団の子ども達が持っているリスクも考えず、単に「遊びに困らないという表現」も、なんだか大人の手が回らないので手薄であるという事実を伝えているだけだと感じて、そこに集団の優位性らしきものを見出せなかった。

 だから・・・施設育ちの自分としては、「施設に出来て家庭に出来ないことよりも、家庭に出来て施設に出来ない事の方が多かった事を認知しつつある」ので、この職員の施設職員節に苦笑いをしてしまった・・・。


 p232

 里母S子さんの体験談から引用

 愛情をかけられて、普通に生活してきた子であれば身についただろうことが千春には身に付いていませんでした。人や家族とのつきあい方も分からなかったようです。たとえば、先祖のお墓参りに行くとか、そういったこともわが家に来てはじめて経験したことだったようです。

 千春を見ていて「人とのつきあい方や生活習慣というものは一日でできるようになるのではないんだ」とつくづく思いました。

 そうは言っても、小さい子なら許せるような事を高校生にされると「どうしてこの年で」と思って、イラッとしてしまうことがたびたびありました。

 

 感想

 ドキっとしたのは、最後の「小さい子なら許せるような事を高校生にされると」「どうしてこの年で」という部分。わたしは高校生どころか主婦でこの有様。少なくとも里親家庭に行けば、この年でどの位の行動を要求されるのか、世間での標準に照らし合わせる事が可能だということ。

 養護施設だけの世界では、世間的である事を要求された事はなかった。世間知らずである事も知らなかったし、家庭を知らない事も知らなかった。里親という存在は愛着の関係性だけに留まらず、さらに可能性を秘めていると感じさせられた。

 特にこの里親さんは乳児委託希望のみならず、施設の年長児童・・・つまり、長期入所児童の家庭で育てられなかった問題に意識を向けていて、とても驚いた。


 施設で育った自分の気持ちについて勉強になる本だった、まだ分からない点が数点あり気になるけれど、長文になったので一旦終了。

 率直な体験記なので読みやすいです、オススメです。

| └ 読書中 → 完読 | 22時59分 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

ごめん…

Leiちゃん、ごめんね。

 電車の中で読んでいると、涙が出てきて、読み進められなくなったの。だから、Leiちゃんに先に読んでもらおうと思ったの。

 でも、最初の一話は読んだのよ。

 今日、返してもらったから、読んで感想を書くわね。

| Maria | 2009/02/05 01:55 | URL | ≫ EDIT

ええ?読んでいなかったですと

 Maria、すっかり読んでたのだと思ってた。
 でも確かにこの本の感想文は書いてなかったね。
 楽しみにしているよ。

 里親家庭の体験記は苦手だ~。何か直視できない。

| Lei | 2009/02/04 04:53 | URL | ≫ EDIT

ごめん…

 実は、Leiちゃんに本を貸したものの、あたしは読んでいないの。本が返ってきたら、あたしも読んで感想を書くわね。

| Maria | 2009/02/04 00:59 | URL | ≫ EDIT














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