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あえて人の子として扱われなくては人間として進めない道があるから

施設にいる間の問題

 関連記事:やっぱり、「人間以外のものに『里親』『里子』を使わないで…」と思うの


STOP!犬猫「里親」名称

april09

2009 Flicr 助手席で撮影某首都高4

 犬猫里親名称について考えたこと

 人の子

 いつもは厳しい上司が、ふと、優しい態度を示した時など、

 「あの人も、あんな風だけど、やっぱり人の子ね」という表現を聞くと耳がピっと反応する。耳慣れない言葉なので、その場で考え込んでしまうのだ。特に「やっぱり」という言葉の、何が「やっぱり」なのか、これはどういう意味だろう?と、同じ音をくりかえし反芻してしまう。

 いくら無知な自分でも、一応人類の範疇に入っている筈【たぶん】。それなのに「やっぱり人の子ね」という言葉を聴くと、自分だけ取り残された気分になっていた。人が自分を人たらしめる要素という物について、考え始めたらとまらなくなった。わたし以外の人々が共有している前提条件に適わない気がして非常に居心地の悪い思いがした。


 それから結婚し、サイトに繋げるようになり、犬猫の里親名称というものを改めて考える機会を持った。人として確証を持てずに生きている中、捨てられた動物や、はたまた樹木、道路、海、物でないものにさえ、引き取り手という意味で里親名称が使われていた。

 権利手帳という名称

 以前だれかが「人は人として育てられなければ人になれない」と言っていた。その言葉を聴いた時、施設で野放しで生息していた子ども達はわたしも含め野生の生き物でしかなく、人間としての自意識に欠けていたように感じた。

 施設では集団的な規則内なら勝手に生きるに任せるようなところがあった。いつも大人の手を煩わせるのは家庭から来た愛着障害児が多かったが、長期入所児童たちはただ生きていた。

 ・・・というか、きちんと人間として教育され育てられて来なかった。だから「人としてあるまじき行為とはどういう事か」なども含め「人」というものを、今、ようやく意識し始めているのだ

 最近の困惑としては「子どもの権利手帳」なる題名を見たとき、意味が分からなくて驚いた。これはとうとう誰にも言えなかった気がする。子どもに権利があると知らなかった驚きなのか、それとも、子どもって何の子どもなのか分からなかった事に対する驚きなのか、どちらにしても、思考がうまく働かなかった・・・。

 人間なんだと言い聞かせる

 今自分は「わたしは人間なんだ」と言い聞かせて生きているような気がする。動物愛護の人々は、おそらくこんな施設全部育ちの意外な困惑の事など考えた事もないだろう。

 でも、自分が人間である事など当たり前の人から見れば、引き取り手のない動物の飼い主を里親と言い変えようが、気にしないのかもしれない。

 動物を動物として認識したくない【一部の】人々

 動物を可愛がる気持ちが、いつの間にか動物を動物として見られなくなり、「自分の子扱い」するうちに、愛玩動物やペットとは呼べなくなっていくのだろう。その結果、自分を飼い主とは言えなくなり、やがて自分を里親と表現するようになったように思う。【← わたし視点でそう見えるだけですが】
 
 このあたりにも、「飼い主に対する動物」「養育里親に対しての里子」という、本来の形が薄らいでゆくような印象が残った。・・・なので、1施設全部育ちの自分としては、里親という名称は人間だけに使ってほしいと改めて思った。

 人間の子は、子ども時代の発達の段階の途上に、子どもが自らを人間である事やその権利について考えていかなくてはならない場面が必ず出てくると【個人的】に思っている。

 夫は昔、わたしの話を聞き、
 
 「俺は、自分の親のことを里親か飼い主か考えずにすむ環境で育ち、親に感謝してるよ」と言っていた。わたしは、夫の言葉を聞いてもその時点では意味がわからなかった事を覚えている。今は、、少しだけ理解しつつある・・・。

 捨てられ、死をまぬかれた人の子はただ生きるのではなく、人として扱われ、人に成り、社会で生きられるように、環境を整えられてほしい。

|  養護施設にいる間の問題 | 11時46分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














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