PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --時--分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

気になる本のCLIP09:戦場から女優へ -サヘル・ローズ-

気になる本のCLIP09

 関連記事:Books 戦場から女優へ ← Mariaの方がよく本の内容を把握しているので、お読み下さいませ。

戦場から女優へ戦場から女優へ
(2009/01/27)
サヘル ローズ

商品詳細を見る


 帯に書いてある紹介文

 戦争、空爆、孤児院、ホームレス、いじめ・・・。

 「滝川クリサヘル」の別名でも知られるイラン人タレントの数奇な人生
 神さま、私だけが生き残されたのはなぜ?



読書感想文

 重量感のある内容

 読み終わった後、何か圧倒的なパワーを感じ気が抜けてしまった。わたしには人と繋がろうとするパワーが無いらしいので、サヘルが子ども時代の全てを通して貫いた強い愛着の力に恐れをなす思いだった。

 彼女の子ども時代は戦争で親を亡くしたり、爆撃の瓦礫から救い出されて孤児院に入るものの、自分を救い出してくれたフローラと再開し、彼女の子どもになる・・・。

 孤児院で、他の子も居るのに「私の子どもになる?」と聞かれたサヘルは、すぐに「うん、なる」と言ったので、フローラの娘になれた。「本当に良かったね」と思いつつも、どうにも感情が入らない。

 その後来日し、さらに苦労の連続なのだけど、その道中には必ず養母が共にい続けてる。公園で生きてる時も、同居の男性から暴力を振るわれている時も、そして再び2人になった時も、必ず固定された大人の相手がサヘルにはいて、彼女の記憶がとにかくびっしりと連続していて、小さな出来事が沢山記述されていて、わたしは読んでいるうちに何度か寝てしまいそうになった。子ども時代ってこんなに記憶があるものなの?

 愛着の力と連続性

 読んでいて、愛着の育っている子どもは、けして新たな対象者が現れても信じる力があるし、その対象者から離れようとしないし、記憶も連続しているし、本当によく過去を覚えていて、きちんとこの世界で生きてきた子なんだなあと感じられた。

 もし孤児院で無愛着な態度で居たなら、サヘルの人生は全く別のものになっていただろう。孤児院という虚無と戦いの世界から救い出してもらうには、子どもの側のフローラへの愛着の力が、この場合【サヘルの話の場合】はとても強く働いたように思う。

 でも生まれてすぐに捨てられ、乳児院に居続ける子は一年以内には無愛着になってしまうと感じさせる内容でもあった。施設でも親を事故で亡くして入所して来た子には不思議な安定感があったように思う。そのような子は「親がずっと天国で見守ってくれるから」と言っていた。サヘルの心に親が住んでいるのだと思った。

 ・・・本当は彼女の出来事、戦争の悲惨さに焦点を当てて感想文を書こうと思ったのだけど予定のコースからかなり離れてしまい、気づいたら、全く別の事を書いてしまった。

 本もテレビ番組もどこに焦点を置くかで印象が変わるのは仕方ない。何か、こういう本を読むと施設に居続けた事の存在の無さを意識してしまう。

 誰とも出会わなきゃ絆も作れないんだと、この本を読んで、何故か焦燥感を持った・・・・。
 

| 気になる本のCLIP09 | 16時57分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑














http://escapeorgoodfight.blog85.fc2.com/tb.php/970-23ebe4f8

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。